嵐のような突風が吹き荒れた

大晦日。

 

体調も悪かったので

年明けと同時の初もうでは

あきらめて、昨夜は早々に寝ました。

 

 

一夜明けた元旦の朝。

 

目覚めるとそこには

雲ひとつなく光あふれる青空が

広がっていました。

 

 

古民家で迎えるお正月も

今年で2回目ですが

 

今朝は少しだけ早起きして

 

火鉢の炭でお餅を焼き

お雑煮を作っていただきました。

 

 

華やかなお正月飾りも

お重に入れたおせちもない

 

娘とふたりだけの静かな元旦です。

 

 

 

かつお節、昆布、しいたけ・・・

 

いろんな風味が豊かに香る

お雑煮をしみじみと味わいながら

 

こういう静かで落ち着いた時間が

好きだとあらためて思いました。

 

 

 

 

冬の長い光が差しこむ部屋に

炭から立ちのぼる煙が

陽炎のようにゆらゆらと漂い

 

幸せなんだか

寂しいんだか

切ないんだか

よくわからない感情が

胸の奥にひろがっていく。

 

 

陽炎のように淡いその感情を

ぼんやり眺めていたら

 

「諦念」という言葉が浮かびました。

 

 

諦念(ていねん)とは…

 

道理を悟る気持ち。

あきらめの境地。

勇気をもって現実を見きわめる

という意味もあるようです。

 

 

 

新年に向かって「やるぞ!」

というテンションではないけど

 

目の前にあるものを

静かに見つめ

 

自分にとって大事なものと

そうでないものを

選び分けて

 

よりシンプルになっていく・・・

ってことかな。

 

 

 

昨日も書いたように

去年は現実的な課題の対処に

時間と労力を取られることが多くて

 

自分自身を楽しませることを

あまりしてこなかった。

 

 

だから今年は

 

多くを求めず

ゆったりと時間をとって

自分の内側を満たすことを

大切にしよう

 

と決めました。

 

 

2024年も

どうぞよろしくお願いいたします。