前回の続きです。

 

 

お昼ごはんのあとは

そのままコタツでワークを。

 

 

今年、起きた印象的なできごと

そこから得たもの、手放したもの

 

来年はどこへ向かっていくのか

 

…などについて

それぞれに自分と向き合ってもらいました。

 

 

1年365日というと長いようですが

過ぎてしまえば、「あっ!」という間。

 

 

でも、こうしてふりかえることで

自分の成長やさらなる課題が

見えてきて

 

1年という時間にまとまりと意味が

生まれるような気がします。

 

 

 

ワークのあとは

温かいお部屋から出て

 

あえて(笑)寒空の下で

集落の山道をみんなで散歩しました。

 

 

実はこれも「感じるワーク」のひとつ。

 

「寒さ」をきちんと感じるからこそ

「温かさ」も感じることができるんですよね。

 

 

 

 

マインドフルネス体験・第二弾は

を囲んでのお話し会」。

 

 

別棟の薪ストーブに火をつけ、

その周りにミニキャンプ椅子を置いて

みんなで座りました。

 

 

 

薪ストーブと言っても、簡易の

小さな時計型ストーブですが

 

しっかり火がつくと

側面は熱くて熱くて

とても側にはいられないほど。

 

 

寒い外の山道を歩いて

冷え冷えになった身体も

少しずつ温かくなってきました。

 

 

 

今回のお茶会のテーマである

「マインドフルネス」とは

 

簡単に言えば、

「今この瞬間を生きること」。

 

あるいは

「自分の状態に気づいていること」。

 

 

小雨に濡れた手が冷たいな…とか

ストーブに近い膝が熱くなってきた…など

 

自分の体感に気づいていることも

マインドフルネスのひとつです。

 

 

 

瞑想などを続けて

マインドフルネスを実践していると

 

思考、感情、行動などを司っている

脳の前頭前野が活性化して

 

メンタルが安定し、ストレスに強くなり

集中力や共感力が増すと言われます。

 

 

 

けれども、

子どもの頃に親が怖かったり、

不安定な家庭でビクビクしながら

育ったりした人、

 

あるいは

大きなトラウマを抱えた人は

 

理性を司る「人間脳」である

前頭前野が萎縮したり

 

危険を察知する脳の扁桃体が

常に過敏な状態になり、

興奮が止まらなくなるそうです。

 

 

そうなると、大人になってからも

些細な刺激ですぐに扁桃体が

反応してしまい、

心が不安定になりやすくなって

しまうのですね。

 

 

そういう人ほど、瞑想などを続けて

マインドフルネスの力を養うことが

とても大切。

 

 

脳の前頭前野が活性化してくると

少しずつ心が安定を取り戻し

むやみに不安に飲み込まれることが

減ってきます。

 

 

 

マインドフルネス、

ずいぶん前から世界的潮流ですが

 

なんとなく…という

気の持ちようではなく

 

脳科学的な裏付けがあるのですね。

 

 

 

 

その後、みなさんにもその場で

マインドフルネス瞑想を体験してもらいました。

 

こちら、「ティンシャ」あるいは

「チベタンベル」とも呼ばれる鐘。

 

ヨガの目覚めの時に

先生が鳴らす「チーーン」という

澄んだ音が好きで、今回購入してみました。

 

 

 

10分間の瞑想のあとは

それぞれの体験をシェア。

 

 

ストーブの薪がはぜる音や

木が燃える匂い

膝から伝わってくる温もり…

 

 

いつものお茶会とは違う

空間の中で

いつもとは違う感覚を感じて

 

いつもよりさらに対話も

深まったような気がしました。

 

 

 

最後は熱々の焼き芋をもぐもぐほっこり