裏庭の焚き火に続き、

私の夢がまたひとつ叶って

 

先日、古民家の別棟の土間に

小さな薪ストーブが入りました。

 

 

薪ストーブといっても

鋳物製の立派なものではなくて

 

キャンプなどで使われる

スチール製の安価なストーブ。

 

 

「ホンマ製作所の時計型ストーブ」

ってやつです。

 

 

 

古民家の敷地にある別棟は

フローリングに土間がついていて、

立派な太い梁を持つ、

ちょっと見は山小屋風のつくり。

 

 

カウンセリングやセッションをする

セラピールームとしても使っています。

 

 

気候のいい時は三方の窓から

風が吹き抜けて気持ちがいいのですが

 

いかんせんプレハブ仕様なので

夏はかなり暑く、冬はとても寒い…。

 

 

自分だけならともかく

セラピーに来られる方たちに

我慢を強いるのもなんだかなあ…

と思いつつ

 

最初の2年は別棟まで手(お金)が回らず

じっと耐えるしかありませんでした泣き笑い

 

 

 

そこで、私が去年(2021年)のはじめに

叶えたい願いの一つとして挙げたのが

 

「別棟にエアコンと薪ストーブをつける」。

 

 

エアコンの方は、7月初旬に

電気屋さんに依頼して工事をしてもらい

なんとか夏に間に合って、ホッ。

 

 

でも、薪ストーブの方は

何をどうやって買えばいいのか

誰に施工を頼んだらいいのか

わからないことだらけで

 

薪の調達のことなども考えると

ハードルが高すぎて

何ひとつ進まないまま

2021年は暮れていきました。

 

 

 

ところが年が明けてすぐ

たまたま寄った友人のところで

 

「薪ストーブをつけたいんだけど

 いろいろ難しくて…」

 

と何気なくこぼしたら

 

 

「うちも仕事場の土間につけてるよ。

 自分でもつけられるから手伝うよ!」

と言ってくれ、

 

後日、古民家まで採寸に来てくれました。

 

 

そこから先はとんとん拍子で。

 

 

気づいたら、

別棟に憧れの薪ストーブが

ついていました。

 

 

小屋の広さに対して

ストーブ本体が小さいので

 

部屋全体が温まるかといえば

まるで物足りないのですが

 

それでも

火があるだけでずいぶん違います。

 

 

燃料はといえば…

 

一昨年、大家さんが

「薪風呂用にどうぞ」と

持ってきてくれた廃木材が残っていたので

 

ひとまずそれを燃やしてみました。

 

 

でも、あっという間に燃え尽きてしまい

 

この勢いではどれだけあっても

足りないのではないかしら…と不安に。

 

 

ところが

薪ストーブがついた2日後

小さな奇跡が起こりましたキラキラ

 

 

1年以上もお会いしてなかった

大家さんから、とつぜん

 

「今日はこれから

空き家の掃除に行くのですが

廃木材が出ると思うので

もし薪代わりに要るようでしたら

帰りに置いていきますよ」

 

と連絡があったのです。

 

 

もちろん、私は速攻で

「ありがとうございます!

ぜひお願いします!」とお返事。

 

 

「え?私の状況が見えてます?」

 

というくらいタイムリーなお申し出に

驚きを隠せませんでしたあんぐり

 

 

後日、古民家へ帰ると

たくさんの廃木材が裏のデッキ横に

きれいにまとめて置かれていました。

 

 

しかも使いやすいように

大小に切り分けてあって。

 

 

 

さらに数日後

ストーブをつけてくれた友人が

太い薪を分けてくれました。

 

 

くぬぎ?の大きな薪は

ストーブにくべても長持ちしそうです。

 

ありがたや、ありがたや…

 

 

これで

私の薪ストーブライフは

とりあえず、この冬いっぱい

うまくいけば

来年の冬くらいまでは安泰かなニコ

 

 

相変わらず、

自分では何もできないまま

人様のおかげで

生き長らえている私。

 

 

たくさんの人から恩を受けた分

いつか何かの形でお返しできたら…

と思っているのですけどね。

 

 

 

日本には

「恩送り」

という素敵な言葉もあるようで。

 

 

恩送りとは…

自分がしてもらったこと(恩)を

してくれた人に直接返すのでなく

別の人にやさしさや思いやりを送ること。

 

 

そんなに大きなことでなくとも

ほんの些細な親切や優しい言葉、

笑顔だけでもいいのだそう。

 

 

それくらいなら私にもできそうです!

 

 

 

優しさや親切って

人に分ければ分けるほど

あげればあげるほど

(自分の分も)増えていく…という不思議。

 

 

”なぞなぞ”みたいで面白いですよねウインク