涙 | (琴^-^)ノ日記

今の職場は小さな町工場


昔お世話になった社長から電話があって


またお世話になる事になりました


私は配達と現場


半年に一度の鉄球の仕事が入って


一気に忙しくなりました。


今回はφ4mmの鉄球の選別も という事で


娘も手伝いに行く事になりました。


選別自体は誰にでもできる内容です


編みカゴに鉄球を入れて振り分け


不良品を落としゴミを拾い上げる


永遠に・・・


一人で・・・


縦100横50高さ80くらいの鉄箱の中に


φ4mmの小さな鉄球が一杯に入っている


それが3缶・・・


永遠に終わらないんじゃないかという途方も無い量


やってもやっても減らない鉄球


ちっとも進まない時計の針


町工場の倉庫に16歳の娘が沈黙の中一人・・・




月曜から手伝いに行っているので今日で5日目


今朝はメイクすらしないでマスクで顔を隠す娘


声をかけても うつむいて頷くだけの娘


工場についても車から降りようとしない娘を


一人降ろして私は配達へ


【頑張って】の言葉が言えない私


頑張らせればいいのか


もぅ休ませた方がいいのか判らないまま


娘には見せられない涙を流すしか私には出来ませんでした


私の様に鬱にはなって欲しくない


けど逃げる事ばかり学ばせるわけにもいかない


16歳のお洒落大好きな娘には辛すぎるバイトだった様な気がする


JKのアルバイトと言えば コンビニとか パン屋さんとか


工場なんかじゃなくて、もぅ少し綺麗系な?バイトがやりたかったんだろぅな。


フライパンすら重くて持てないと言ってる様な娘なんです


それなのに軍手真っ黒に汚しながら




私の母も私の知らない所で私の為に


どれだけの涙を流してくれただろぅ。


お母さん ありがとぅ




先日テレビで宝塚の誰かが言ってた

【顔晴れ】ガンバレ


私が笑顔でいる事 これが大事だよね^-^




仕事が終わって車までの道を走る娘の後姿


長く伸びた髪を風になびかせて


チビッコだった私のbabyも 大きくなったんだなぁ


ニッカポッカにドカジャン姿の女子高生


不登校で引きこもりだったあのこが


今必死で逃げまいと頑張っているんだと


改めて思ったら「辞めてもいいんだよ」とは


言えなくなりました。




あなたは


私の自慢の娘だよ


暖かい娘




と娘に言ってあげられたら


いいのに。


と母も想ってくれてるのかな


自分と母を重ねて見る様になりました


歳かねぇ