こんにちは。
ことの葉スクール代表の北村です。
いきなりですが、
「春は?」と聞かれたら、みなさんはどう答えますか?
(1分間スピーチ文)風に
「春は涙色。桜がピンクに染まりはじめてワクワクする。花びらが散るたびに次の年を思う。レンゲのじゅうたんに大文字も最高。チョウが鼻先にとまってキュンキュン。春は新たな出会いといっしょに花粉も運ぶ。クッシュン、ハックション。春は甘くて切ない。」
どうしたんだ!?北村は…。とツッコまれそうです。
実は、先ほどの文章は枕草子風に型を真似して考えました。
清少納言は
“春はあけぼの。~。
夏は夜。~。
秋は夕暮れ。~。
冬はつとめて。~。”
と格段に季節ごとの趣ある時間帯と詳しい情景を書いています。
別の言い方をすると、
まとめ→例→まとめ→例 を繰り返した文章なのです。
「古文は苦手やあ。」と口にする生徒は多いです。
例えば、日本昔ばなしなどをいくつか見ていくと
子どもたちは
「この話はあの本の話に似ているな。」
「あの映画と同じパターンとちゃう?」
と気づいていきます。
この気づきが大事!
パターンが分かれば古文も難しくない。
子どもたちの頭の中には、ストーリーの型(パターン)が残っていくのです。ドラマや映画、有名人のスピーチ、テレビ通販のМC(語り手)の話し方にもあるパターンがあります。
ことの葉スクールは、国語、英語、スピーチ、プレゼン等に基本の型を教科に関係なく応用するよう指導しています。
国語で使えるパターンは英語でも使う。
作文の型はスピーチにも当てはめていく。
「すべての独創は模倣からはじまる」
~髙田明(ジャパネットたかた)~
小学生高学年になると国語で学習する説明文は、サンドイッチ型が多くなります。サンドイッチ型は欧米の小学校から学ぶライティングパターンで、スピーチやプレゼンにも応用できます。
【まとめ】→【例】→【まとめ】という順で
サンドイッチのように具(具体例)をバンズで挟みます。
自分の意見は積極的に主張するのが当たり前の欧米人が、サンドイッチ型でコミュニケーションする場面が多く見られます。
結論を後回しにして、事例を挙げられたら
「結局、何が言いたいの!」となるのでしょう。
I don't know what you wanna say !
ガーン 😨
上のスライドにあるように、
説明文のパターンは様々なシーンで応用できます。
スライドの赤い部分は、意見や主張、一番言いたいところ。青の具体例を「つまり~だ」とまとめて伝えている大事な所と覚えておきましょう。また、「要するに何?」とまとめることを〈抽象化〉、「例えば~」と詳しい例を述べることを〈具体化〉と覚えておきましょう。
国語の説明文は「抽象」と「具体」を行き来しているのです。
★これに関しては、また記事アップします。
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