韓国ディープどころ食べて歩いてツアー その4 こんなトコでご飯たべましたPart1 | せき@息抜きブログ

せき@息抜きブログ

交通・まちあるき・まちづくり的な独り言を、時折ボソっと。
最近は介護ネタも出てくるかも。

さて前回までは、名物料理を無理矢理食べたり、かなりディープなトコロを歩いたりした訳ですが、さすがに朝からプデチゲ食べて、かなりヤバいところを歩き回ってきたので、次はちょっとアッサリとしたものを、ということで、白馬高地駅から再び列車に乗り、ソウル市内へ戻ります。

KOTONOHAな毎日  KOTONOHAな毎日

来たときと同じCDCで、まずは逍遥山駅へ。ホームは欧州の一般列車用と同様の低いものなので、車両にはかなりの段数のステップが。お年寄りには厳しいようで、よじ登るようにして乗車される方も見受けました。ホームを嵩上げしてステップを解消、という訳にも行かないのが韓国の事情。韓国の鉄道は、将来的には北朝鮮側の路線とつながりロシアや中国への連絡ルートになる可能性もあるので、欧州・大陸規格から安易に逸脱する訳にもいかないのでしょう。
そんな壮大なことを考えながら車窓を見れば、この長閑な田畑や河原も、なんかちょっとスケールが大きく見えたり。

KOTONOHAな毎日  KOTONOHAな毎日

そんなこんなを考えつつ、うつらうつらしつつ、気が付けばソウル側からの電鉄乗り入れ限界の逍遥山駅に到着。ここで「列車」から「電鉄」へ乗り換えます。

KOTONOHAな毎日  KOTONOHAな毎日

同じ京元線なのですが、韓国では「一般鉄道」と「都市圏電車(首都圏/広域電鉄)」は別の路線として扱われ、運賃体系が異なります。なので「列車逍遥山駅」からは一旦改札を出て、改めて「電鉄逍遥山駅」へ入り直します。日本では一般鉄道と都市圏鉄道が一体化していますが、外国の多くの都市では別扱いとなっており、韓国もそれに準じています。その代わり、都市圏鉄道側では運営会社に関係なく「一体化した運賃体系」となっており、乗り換えても運賃は通算。ICカード利用のバイは都市内バスへ乗り換えても通し運賃で計算され(バスも都市圏電車と同じ運賃体系)、都市内での移動は非常に便利。

ということで、私たちは逍遥山駅からKORAIL京元電鉄線(いわゆる地下鉄1号線)、ソウル特別市都市鉄道公社7号線(地下鉄7号線)を経て、水落山駅へ。

KOTONOHAな毎日  KOTONOHAな毎日

地下鉄1号線から7号線へは、道峰山駅で乗り換え。会社は異なりますが中間改札もなく、スムーズな乗り換え。運賃制度もそうですが、こういうのは日本でも導入して欲しいなぁ…
ということで7号線に乗り換えて1駅、目的地の水落山駅へ到着。ふと対向線側を見たら、韓国オリジナル設計の電車が。この車両、不具合多発でほとんど運用に入っていないはずなんですが、珍しいものを見たな…と思いながら駅を出ます。地上の様子は、一般的な韓国の都市近郊。屋台も、もちろん有ります。

KOTONOHAな毎日  KOTONOHAな毎日

目的地へ向かって歩を進めます。道路には自転車の走行レーンが整備真っ最中。ソウルをはじめ、韓国では各地で自転車の活用が画策され、走行環境の整備が急ピッチで進んでいます。

KOTONOHAな毎日  KOTONOHAな毎日

そんなこんなで、ここへ来たのは「汁そば」を啜るため。
そばと言っても日本の蕎麦ではなく、韓国のオリジナル麺「カルグクス」。これ自体は韓国のどこでも食べられるものですが、ここにあるお店は北朝鮮風なんだそうな。そしてもうひとつの名物が「マンドゥ」。いわゆる餃子なのですが韓国ではマンドゥ(饅頭)と呼ぶそうな。これも北朝鮮風だそうで、興味津々。さて、お店へGo!

KOTONOHAな毎日  KOTONOHAな毎日
KOTONOHAな毎日  KOTONOHAな毎日

お店の名は「ピョンヤンマンドゥカルグクス」、朝鮮戦争で北部から逃れてきた人が始めたお店だそうな。
シンプルな外観で目立ちませんが(韓国では定番の派手派手しい看板がありません)、店内は韓国としては綺麗な部類で、抵抗感なく入れました。メニューも少ないので頼みやすく、タッカルグクス(鶏肉入りカルグクス)とマンドゥックッ(いわゆる水餃子)を注文。
両者とも同じスープがベースですが、これがまたアッサリしてるけど鶏肉の旨味はしっかり出てて美味。麺もツルツルでコシも適度にあり、稲庭うどんに近いけどやっぱり風味は異なって、かなり美味しい!マンドゥックッはスープに玉葱が足されてるのかな?僅かに風味が異なり、マンドゥは皮がプリプリとモチモチの丁度中間くらいで食感よく、中の具材も餃子に近いけど日本の餃子ほど濃くなく、もやしの食感がアクセントになってこれも美味。う~ん、遠路はるばる来た甲斐があった!

ということで夕刻になっていましたが「昼食」を食べ、再度行動開始。また地下鉄へ乗り込みます。

(つづく)