一言で表すならば「ある男子学生の死は自殺か。それとも他殺か。その答えを学生達の力によって導き出す物語」だと思っています。
最初に添付しているとおり、6冊で完結する話です。
登場人物は多いはずなのに、誰一人頭の中から忘れることがなく物語の最後までたどり着くことができます。
本の中で登場するいち場面や起きる出来事・事件の裏側が巧妙に作り込まれていて引き込まれました。
それぞれ別な感情を抱えた学生達とある思いを経験したことがあるからこそ共感できるとある生徒の気持ちの描き方も丁寧だと思います。