子どものころ、両親や家族から
言われた言葉、それは無意識(潜在意識)に
刷り込まれるって聞いたことない?
たとえば
「いい子でいなさい」
「なんて、いい子かしら」
「誰にでも優しくね」
「もっと頑張りなさい」
「あなたなら、できるはず」
「あなたは賢い」
「あなたの欠点はここ、だから治しなさい」
忘れていても、ある瞬間に
それが出てきて
「いい人になれない」
「賢いはずなのに」
「どうしてできないんだろう」みたいに
刷り込まれた記憶に苦しめられることがあるよね
私の場合、祖父からの言葉で
忘れていたはずなのによみがえってきたのがこれ
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この家のかまどの灰までお前のもんやから
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実際はね、そんなん忘れていたんです
けれど、両親も無くなり
ひとりっこの私には実家のお世話が
できないことから(大阪と和歌山で離れているし)
家を売却することになったとき、ふいによみがえってきてね
「売っていいんかな」
「私が守らなあかんの違うかな」
「頑張って保持しないとみんなに悪いんちゃうかな」
こういう気持ちがふつふつと湧きあがりました
祖父は厳しくも優しい人でしたし
大大大好き💛な存在やったの
うん、いまでも好き
たくさんのこと教わったしね
それだけに、まさかこの言葉に
自分が苦しむとは思いもよらなかったんね
祖父もそんなつもりは、さらさらなかったと思う
私の自由を重んじてくれたひとやったから
結局、最終的には手放したんやけど
潜在意識に入った言葉の怖さを
思いっきり実感したんね
眠れない夜もあったし…
あなたにはこういうことないかな?
あ、家を売却というのは
もちろん私の例やから
同じでなくてもね
入り込んだ言葉に気づいた時
それは「現実」ではないと
自分に言い聞かせることが大事
家族に申し訳ないなとか
愛着のあった家を手放す寂しさ、悲しさは
私の感情
事実は、それを管理するのは負担だということ
事実と感情の違いを認識したら
心が楽になったかな
そりゃ、感情の上ではまだ
寂しいものはあるよ
仕方ないよね、思い出がいっぱいやから
最後にもうひとつ、祖父からもらった
愛情の言葉を紹介するね
私が出かける前必ず窓を開けて
「○○みどり、元気!!」って
ちょっと気恥しい言葉やねん
それでもいまの私が
凹みかけたり辛かった時は
この言葉と祖父の笑顔が浮かぶ
それで助けられる
潜在意識に入り込む言葉
悪いことばかりやないから
ええ言葉だけ残していこ、ね!