限定じゃなかったのか!
由緒正しき、限定土産だと思ってました。
豊島屋の鳩サブレ―です。
鎌倉でしか買えないと思ってました。
東京のデパ地下でもあちこちで売ってます。
江ノ島に行くことになったので、お土産に鳩サブレ―買ってきますね、っていったんです。
そしたら社長に、新宿でも売ってるよ、と冷たく言われました。
鎌倉っていったら鳩サブレ―じゃないのか。
くぅ。
買うのやめようかと思ったんですが、会社の人にここ数日さらにぐあいがわるくて出勤がガタガタで迷惑かけているので、詫びに買ってこようと思いました。
でも、買えなかったんです。
お店の閉店までに間に合わなくて、新宿、渋谷でも買えるなら偽装しよう。
江ノ島には確かに行ったし、お土産を鎌倉にいって買ってないだけ。
鳩サブレ―のパッケージの中には神奈川の空気が詰まっているのです。
だから翌日渋谷に鳩サブレ―を買いに行きました。
江ノ島に本当にいったんです。
鎌倉に行けなかっただけです。
これからその、江ノ島に行った話をします。
江ノ島で焚火してマシュマロを焼いて、コーヒーを振り回して淹れたのを飲みました。
リア充です。
ぼっちでいったのではないです。
私はキャンプしたことがないので、火をおこしたりできません。
朝渋というコミュニティの人たちと一緒にいきました。
朝渋は朝活のコミュニティで、毎月チーム分けがあって、数名でおはようおやすみをslacksでいって、その日のことを投稿したりするんです。
先月のチームの方たちと一緒に江ノ島にいきました。
朝から部活動のあるコミュニティですが、朝から江ノ島に行ったのではないです。
昼からです。
私は朝は今月のチームの方たちとモーニングをしていました。
江ノ島に行くので少ししかお話しできなかったですが、お会いできてよかったです。
11時に江ノ島駅で待ち合わせたのですが、早く着いたFさん(仮名)は自転車をレンタルしてひとっぷろ浴びてきたそうです。
駅の近くにお風呂があったそうです。
なんという行動力!
江ノ島のカフェでお昼を食べました。
参加できない人もいたので、5人でランチでした。
朝渋歴は実は長いほうかもしれないのですが、ふだんひっそりと、おとなしく、そんなに部活にも参加しないで活動していました。
でもこのチームでは面白い人認定されてしまいました。
ふだん、あんまり言わないようにしているのですが、会社で社長とかにいろいろツッコまれていて、おやすみをいうときに書くことがないので、そんなに面白くないけどまあいいや、とこんなことがありました、と時々投稿していました。
それがこのチームの人たちには面白かったそうです。
過去に本を二冊出しているのですが、中身はほぼそんな話ばかりです。
この人たちなら読んだらきっと面白い、と言ってくれるのだろうなと思いました。
とくに面白い話でもなかったのですが、本に書いた『幸せの黄色いハンカチ事件』と『胃拡張事件』を話しました。
ハンカチ事件は、社長に段ボールとかしばるビニールのひもが30cmくらい余ったのでしばっておいて言われたんです。
はい、っていって、ひものおいてある棚の柱に結び付けました。
社長に怒られました。
「幸せの黄色いハンカチかっ! 余ってるから使えるように、今あるひもの先に結べってこと!」
伝わってませんでした。
柱に結んでおいたらわかりやすいと思ったんです。
聞いていたみなさんもなぜ柱に結んだのか不思議そうでした。
柱に結んでおけば目立つでしょう?
『胃拡張』は最近の話です。
会社で名刺をつくっていて、カットしたら位置ずれがあったので、レイアウトを確認してみたんです。
そしたらやっぱりずれていました。
正しい位置に調整ました。
だからいったんです。
「胃の位置がただしい位置に戻ったようなことだよ。胃拡張? うーん」
会社の人はいつものことなので冷静でした。
「ああ、胃下垂ね」
「そう、それです」
胃下垂がでてきませんでした。
こんなこと先月のチームのslacksに投稿したら、面白い人と誤解されました。
ランチを食べて、Fさんは用事があるので帰っていきました。
M子さんとNさんとMさんと倉科で海辺でつかう椅子とかを借りに行きました。
椅子を借りて、隣駅に鵠沼海岸に移動して、海に行ったらすごい人でした。
ビーチバレーやビーチテニス、サーファーもたくさんいました。
海岸の端で焚火の用意をしました。
チャッカマンで火をつけるのかと思っていました。
ノンノン。
マグネシウムを削って火をつけます。
焚き火用の薪はNさんがリュックに詰めて持ってきてくれてました。
それをきいて斧まで!「金太郎!」と言ってしまったのですが、「二宮金次郎」と言い直しました。
薪を背負うなら二宮金次郎です。
木を割るのがむつかしくて、割った木を削って最後まで削らず残します。
そうすると木くずが丸まって曼殊沙華のようになりました。
木の用意はできたのですが、なかなか火が付きません。
刃で金属の棒の部分を削って火花を散らして火をつけます。
初めてなのでコツがわかりません。
たぶん42分は格闘しました。
コツがわからないのでググったら、マグネシウムをたくさん出すことでした。
なんだろうそれ、と思ったら、火が付きました。
文明開化です。
ついに木が燃えました。
ファイヤー。
やかんで水を沸かしてコーヒーを淹れることにしました。
お湯にの中にコーヒーの粉を入れて、沸騰したらやかんを振り回すそうです。
回す?
そう、本当に一周回したのです。
熱いコーヒーの入ったやかんを振り回すなんてこぼれたら怖くてできませんがMさんはやろうとしました。
「肩があがらない」
えっ、20代なのにもしかして。
「四十肩ですか?」
と聞いてしまいました。
Nさんがブーンとやかんを振り回して一周させました。
コーヒーが入りました。
飲んだら、濃い。
ものすごっくブラックコーヒー。
でも豆はおいしいものなので飲めました。
二回目に淹れたコーヒーは薄まってちょうどいい味でした。
そのあと、マシュマロを焼きました。
はじめてマシュマロを焼くというリア充な経験をしました。
マリービスケットに溶けたマシュマロを挟んだらとてつもなくおいしかったです。
マシュマロって溶けると、あんなふうにとろーってなっておいしくなるんですね。
これはあぶらないと引き出せない味なんでしょうね。
海風が強くてすべてを砂だらけにしながら、若い衆はMさんとNさんは、ペットボトルでビーチフラッグをしてました。
焚火の火がすぐに消えてしまうので、絶え間なく木を割りました。
最初はコツをつかめなかったNさんがどんどん上達していきました。
切ってもらった木を、せっせっと焚火にくべました。
本当は優雅にみんな借りた椅子に座って本を読む予定でした。
でも火をつけるのに時間がかかってしまって、そんな余裕はありませんでした。
最後にみんなで好きな時間を数十分すごしました。
焚火をぼんやりと眺めて、沈む夕日を眺めました。
夕日の写真を撮ることもできたけれど、撮らずに眺めていました。
記録しておかなければきっと忘れてしまう光景かもしれないけれど、覚えておきたいです。
この記憶はいつか思い出したとき、私を幸せにしてくれるはずです。
忘れたくはないけれど忘れていく。
記憶しておきたいということは、祈りにもにて切ない。
朝渋に長く潜伏していますが、こんなふうにチームの人たちを朝活のモーニング以外で出かけたことなかったな、と思います。
部活動がたくさんあるので、部活動でみんなで一緒にでかけたりしているのでしょうが、私は今までなかったです。
先々月、先月チームが一緒だった人に、先々月はおとなしかったですよね?と言われました。
ふだんはひっそりと過ごしています。
たまたま先月のチームで馬脚を現してしまいました。
だって天然って誤解する人がいたりするんですよ。
でもね、天然ってこういう人なんだっていうのがわかりました。
Nさんが天然だったんですよ!
これが天然!
やっとわかりました。
だから誤解した皆さん、私は天然ではないです。
これが天然。
そっかー。
人生の学びがありました。
参加してよかったです。
このことを学ぶために参加したのかもしれません。
朝渋っていろんな人たちの集まりで、会社の肩書とか、年齢とか、関係ないです。
朝早く起きて活動酢することが目的の人たちの集まりです。
朝の時間にいろんな場所からオンラインでつながれる。
離れていても朝から一緒に活動する人たちがいる。
好きだと語れることでつながれる。
朝から活動する部活がたくさんあります。
朝の時間が足りない問題があります。
私は月の半分気圧とかいろいろで死んでて早起き出来てなくて、不調で会社に遅刻して出勤というていたらくなのですが、朝起きるんだ!という気持ちはもちろんあります。
起きたいけど起きれないっていう人は、朝渋に参加してチームにいれてもらうと、みんなおはようおやすみいうから、起きれるようになるんじゃないでしょうか。
私も健康になって、起きれるようになりたいです。
起きれるようになるために、またひっそりと活動しようと思います。