イン・ハー・シューズ

「イン・ハー・シューズ」

正反対の姉妹の絆から、

母親、祖母を含めた三世代の家族愛が描かれ、

ストーリー、キャラクター共に、申し分ない出来。

ただ、妹・マギー役は、

キャメロン・ディアスにはあっていない気がした。


キャメロン・ディアス主演なので、

明るい、コメディ色の強い作品を想像していたが、

イイ意味で裏切られた。


マギーは、外見は良いが、難読症で、計算が苦手。

金は盗むし、男にだらしなく、まともに働こうとしない。

キャメロン・ディアスが演じると、

“何とかなるさ”になっていて、

悩んでいたり、

コンプレックスに感じているように思えなかった。

根が明るく、

ポジティブな女性というイメージが強いのでしょうか。


舞台がフロリダに移り、

シャーリー・マクレーン演じる祖母が登場してから、

作品に深みが増している。


個人的には、

姉妹の母親に対する思いを、もう少し描いて欲しかったが、

131分の上映時間がある本作、これ以上は長く出来ないか。


ジェニファー ウェイナー, Jennifer Weiner, イシイ シノブ
イン・ハー・シューズ