大満足のドラマ、「タイガー&ドラゴン」が、
昨日の第11話、『子は鎹』をもって終了しました。
連ドラがスタートしてから、毎回O.Aが楽しみな反面、
古典落語をモチーフに連ドラを作るといった高いハードル、
このテンション、クオリティを保てるのか心配でしたが、
要らぬ心配でしたね。
“泣かせてぇんじゃねぇ、笑わせてぇんだよ”
十分に笑わせてもらい、時には泣かされました。
『厩火事』は、何度見ても泣けてくる。
O.Aが終わると、ストーリー展開に感心して見直。
毎回この繰り返し。
クドカンの脚本の面白さはもちろんたが、
今回はキャスティングが良かったです。
林屋亭どん兵衛を西田敏行が演じたことで、
泣き笑いのホームドラマ色が強調されたと思う。
威厳、風格漂う、大黒柱って感じ。
「タイガー&ドラゴン」は、作りは斬新なようで、
実はホームドラマのスタイル。
話の中心は、谷中家の茶の間、
家族揃っての食事シーン。
忘れかけている家族の絆、つながりがここにはあった。
子が親を殺したり、弟が兄を殺したり、
悲しい事件があまりに多い世の中。
ドラマのメッセージが沁みる。
虎児(長瀬智也)が三代目林屋亭小虎を襲名、
落語家として生きていくのであれば、
続編は望まないほうがよかろう。
スタイル、お約束にこだわった今回のドラマ、
信念を曲げてまで作ることはない。
9月7日発売予定のDVDの映像特典(予定)
1.どん太出演番組&どん太の一発ギャグ集
2.歌謡ショー・ノーカット版
・どん兵衛「フランシーヌの場合」
・浅草寺鶴子「泣いて国際通りII」
3.どん兵衛 未公開高座集
4.上方の天才・けんちゃん 高座ノーカット版
5.「中谷中」コント・ロングバージョン
6.上方まりもまるお漫才完全版
7.本編予告集
8.メイキング・ドキュメンタリー