週末・25:00・西麻布
つまらないイベントをさっさと切り上げて、のんびり女だけでアルコール。
ジュエリーニットのアンサンブルにクラッシュジーンズのAが指定したのは、話題のダイニングのVIP。
ゴルチェのセーターにミニスカートの私がブーツを脱いで中に入ると、掘りごたつっぽい個室が楽チン。
「ねーねー、琴那さん、良いキスってどんな?」
オーダーもそこそこに質問してくるのは、巻き髪にシャネルのツイードジャケットが似合うB。
「キスって言っても、イロイロあるじゃない(笑)」
シルクのワンピースに黒髪が映えるCがグラスを片手に呟く。
琴「やっぱり、意外性でしょ?大人しそうな美少年が激しいキスするのとかありだし」
C「ワイルドな良い男が、繊細だったりしたり????」
A「あるあるある!」
B「って、そんなキスしてるんだ・・琴那さん」
琴「予定通りもあるけどね(苦笑)」
C「意外なキスが良いキスねぇ~無いわ、私」
A「え、でも、不意打ちとか良いかもv」
B「でもそれってレイプみたいなもんじゃない?」
琴「イイオトコだったらレイプもありでしょ!」
B「え~~~無い!」
C「って言うか、レイプは犯罪だからw」
A「良い男だったら、こっちから犯す!」
C「犯罪だぁぁぁ!!wwww」
琴「レイプっていえばさ・・・・」
良い女が4人で個室を取った訳。
殿方には到底聞かせられない会話だから。
週末・深夜・西麻布。
良い女の秘密の話は終わらない。