夫が昨日無事日本に入国した。

 

 

昨年の7月私が日本に帰国してから

夫の入国許可に至るまで

日本での手続き、

フィリピンでの手続き、

各機関での審査に検査、用意する書類

やらなければいけない事は沢山あって

国際結婚って色々大変らしいとは聞いていたけれど

やっぱり大変だわこりゃと

何度も思ったが

 

 

とりあえず

ひとつずつ進んできた

 

 

夫にとってはこれが初めての海外であり

初めての飛行機

 

 

それに加え

厳しい水際対策をしている日本国への入国

 

 

私の人生、何とかなるでこれまで来たけれど

対象が自分ではないとなると

いろいろ不安だった

 

親になったことのない私

でもそれはまるで子を持つ親の気持ちのようであり

 

 

旅立つ前日の夜

 

 

夫の父親が住まいのある山岳から出てきて

日本人から見たらそれは小屋としか思えないような建物かもしれないが

すべてが木で作られた

私達が建てた小さな小さな家に泊まりにきた

 

 

その他にも

母親代わりとして面倒を見てきてくれたお姉さん達も集まり

夫の門出をささやかながらお祝いしてくれた

 

 

ビサイヤ語でこれをお義父さんに伝えたいという言葉を

前日夫に教えてもらい

それをたどたどしくもお義父さんに伝えた

 

 

私の言葉を一生懸命聞き取ろうとしながら

お義父さんの目が赤くなっていくように見えた

 

 

 

翌朝(昨日早朝)

お義姉さん二人と義父は夫と一緒のタクシーに乗って

空港までお見送りに来て

 

 

義父は最後に

 

 

けんかはなるべくしないように

TOMOの面倒をよく見てあげなさい

 

 

と、

言葉少なに語りながら

そして目を真っ赤にさせながら

夫にハグしたそうだ

 

 

 

お義父さんの気持ち

お義姉さんの気持ちを想像するに

自分の息子を、弟を誇らしく思っているに違いない

 

 

でも離れるのはとても寂しい

 

 

日本人はとても良い人たち

という認識を持っている一方で

異国の地で

家族に

社会に

受け入れられるのか

 

 

心配しているのが言葉はなくとも伝わってきて

いろんなこともあるにせよ

私は彼らを見ていて

家族同士助け合い

思いやる気持ちを持って

たくましく生きているフィリピン人と結婚できて

本当に良かったと思えた

 

 

異国で何もわからない私を

たくさん助けてくれ

世話をしてくれた夫と夫の家族

 

 

私もそうされてきたように

今度は私が返していくよ

 

 

楽しもうね 日本!