2019年10月4日
 

朝食前にTED動画を2本見る
 
 
一本目
テーマは長期休暇の重要性
 
 
長期休暇をとることで得られるものとは
 
 
プレゼンターの彼、職業はクリエイター
7年経過したら1年間の休暇をとり、その1年間本当に仕事は全く何もしない
 
 
創造するのが仕事と言えるクリエイターだけど
7年もすれば結局同じようなものを作るようになってしまうんだって

 
これって瞑想に似ている
一旦頭をクリアにしないと、次の新しい思考は生まれてこないのだよな
 
 
それで休暇後にまた仕事を再スタートするのだけれど
ここから創造されていくものはすべて休暇中に得られたもので
その期間に考えたこと、感じたことから生まれてることに気が付いたのだそう
 

自分とつながる時間を作るのが、いかに自分にとって大切なことなのか
結果としてまた外の世界へと繋がっていき
それが世の中にも還元されていく

 
だいぶ変わってきているとは思うがそれでもまだ
決められたルール、一般的にという風習、習慣、常識、ってものがある
 
 
18歳~24歳くらいまでに学業を終え、
定年まで働き
その後にようやく自由な生活を手に入れた老後の人生が始まる
 
 
この人は老後の休暇の分をもっと前倒しに使うという発想に切り替えたそう
 
 
すごくいいアイデア
老後ではなくバリバリと働いている世代の時に休暇をとることのメリット
 
 
次の発想がうまれたり
効率性だったり生産性だったり
よりクリエイティブになったり
自分の時間をとることが結果自分と繋がるってことだから
こうした時間が本当はみんなにもっともっと必要
 

実際に功績を残してきている企業の例をあげてたけれど
例えばマスキングテープや付箋で有名な3Mは
社員に15パーセントの時間を自由に使っていい時間として与えている
実際にそのテープや付箋はそういった時間に生まれたアイデアなんだって
 
 
グーグルは20パーセントの時間を自由時間として与えているのだそう
もちろんここからも世に送り出された多くのものが生まれている

 
今私は人生で初めて何もしないと決めて
しっかりと自分と繋がる時間を日々過ごしているので
こうして書くこと自体も私が私と繋がる時間
 
 
この重要性、これからもっと日を追うごとに腑に落ちてくると思う
 
 
 
どうしても先だつお金のことを心配になったり
そうしておけば安心だろうという凝り固まった思考で
チェンマイに来る前も、チェンマイにいる間もスカイプ等を使ってインターネットで出来る
日本語教師の仕事をしようかな、面接してみようかな
少しでも貯金を減らさないように、少しでも安定収入があるように、
などという思考が上がってきては、かき消し、また上がってきては、かき消し、
を繰り返していた
 
 
 
でも次第にこんな感情がまとまっていった
 
 
 
『私はまた仕事を再開するのだから、チェンマイの時は完全に休まなきゃだめだ
何もしない
とことん
とことん
何もしない
好きな事しかしない
 
ねえ、いったん立ち止まろう

社会人になって22年
がむしゃらに働きつづけ、その後留学したはいいけれど
同時に新しいパートナーとビジネスも始めたけど
沢山お金も使い、いろんなことがうまくいかなくなり、病気もして
そして日本に戻ってきたら、数年前に関係修復した母親と再び絶縁状態
アルバイト掛け持ちして、お金のためにと理由をつけ
自分じゃないとわかっている真逆の方向の仕事もこんな年齢にもなって初めて経験してみたり
父親の家に居候して居場所がなくてクローゼットが自分の部屋代わりになって
一体何やってんだろってわからなくなってって。。。
 
ようやく
 
ようやく
 
 
休むことができるのに
 
また休まないの? まだ休まないの?
 
いい加減、いったん止まってちゃんと整理して!
 
“自分のこと!” 』
 
 
 
 
それが今の私に必要なことだとわかったので
結局何もしないことにした

 
このチェンマイの後にセブに行き結婚して、その後また働くことになるのだけれど
そしてそれは何をやっているかは今はまだわからないけれど
今まで長く使ってきた思考が大きくて
ネイと今後日本で暮らす配偶者ビザを取るために
私の定職と定住先があることは必須だからとあくせく面接の応募もしてみたけれど
本当はそんなことしたくなかった自分もいたし
ただ条件の良いところで選んでいた節もあった
無理にこの仕事いいんじゃないと思い込もうとしていた
 
 
タイミングが違えば歯車は動かない
 
 
その時が来たら
必ずちゃんとまわり始める
 
 
たとえうまくいかなかくても、結局すべてはうまくいっていたのだと後からわかるので
その時に必要だと思って、やることやったのなら
あとは流れに身を任せていればいい
 
 
自分はどうしたい?何したい?するべきことは何か?って
それを確認するために今この時間を与えられているし
自分で選びこの場所にやってきているということは
自分の魂はきっとちゃんと知っている
そして見守ってくれている存在も、サポートしてくれている存在も
周りにはちゃんといるってことも
 
 
 
 
☆彡
夕方4時になったのでアマリーンの車で買い物へ出かける
 
 
ア:エアコンはつけなくて大丈夫?
 
 
私:大丈夫だよ
 
 
ア:エアコンをつけるとどうしても体の調子が悪くなるの
 
 
私:知ってる エアコンは体にはよくないからね つけなくても全然大丈夫だよ
 
 
ア:雨が降った時だけつけるわね

 
その後も車中で会話が続く
 
アマリーンは川が見渡せる場所に住むのが夢なのだという
目星を付けている物件があるそうなのだが
“高いのよ~”と
 
 
日本円で10万円
タイの物価が大体日本の1/3としたら
月の家賃に約30万円位の感覚
 
 
それは確かに高い
 
 
今の場所かなり素敵だし、満足しているのだと思っていたから以外だった
 
 
アマリーンはフランス人と結婚していた
離婚してからここチェンマイへ帰ってきたが、年齢的に仕事を見つけるのが難しかったそう
そんな時、お姉さんがこの場所を見つけてくれて
2011年にゲストハウスをスタート
 
 
お客様へ提供する料理、予約のやりとりの方法、宣伝も何から何まで
すべてが初体験だったのでたくさん勉強したと
それに加えてこの家の壁画や装飾、いたるところに作られているアートは
全部アマリーンの手作り
 
 
芸術家でもあるな~って思う

 
 
 
 
車で12~13分走り、モールに到着
 

モールというか、いろんなお店と大きな施設が集まっている場所
っていうかそれをモールというのか
 
 
モールとマック、スタバ、ケンタッキーを抜けて市場の場所に来た
 
 
家のそばの市場の倍、いやもっとそれ以上ある巨大市場
すぐそばに出店の屋台もたくさんある
 
 
これこれ!こうゆう雰囲気が好き!
とテンションが上がり
わ~ とか お~ とか言っているとアマリーンが
“後からゆっくり楽しみなさい。まずは説明するために、さくさく回るからね”
と足早に市場も通過
 
 
一通りの敷地の案内が終わり
1時間半後に待ち合わせすることに

 
さあどこへ行こうかな
散策開始
 

行きたかった市場に戻ろうと思ったら雷の音が鳴り始めた
 
 
結構近い
 
 
そしてあっという間に土砂降りの雨と強風がやってきた
 
 
ここのモール、屋根付きでつながっているわけではないので
とりあえず雨がしのげる場所へ避難
 
 
どんどんひどくなる
 
 
屋根があるとはいえ、完全な建物内ではない場所では強風で雨が飛んでくるので
露店の人たちは商品にカバーをし始めている
 
 
とりあえず、スーパーマーケットに避難する
品ぞろえがかなり豊富だけど高級感満載なせいじょうなりい?だっけ?
(※正式名称:成城石井)あの有名なそうゆう感じのスーパー
 
 
野菜とか果物は市場の価格の3倍してる
 
 
西洋人の男性がすれ違いぎわ微笑んできた
 

すっかり微笑みの国の住人だね
 
 
地元の人たちはほとんどおらず店員の数の方が多い
セブのモールでも同じような光景を目にする
 

日本食のコーナー
アマリーンが今朝出してくれた麺料理で使っていたおなじ豆腐が売っていた
と、その隣に陳列された納豆に目が留まる
 
 
どうしよう 買おうかな
 

日本でいつも買っていた3つ入って60円の納豆の3倍価格
 
 
迷う。。非常に迷う。。が、はたして自炊するのか私?。。
 
 
納豆の前で固まっていたらアマリーンが現れた
 
 
彼女もあとでここで買い物すると言っていたっけ
 
 
ア:TOMOKOも来てたの?
 
 
私:雨がすごいからここに来た
 
 
ア:私もよ!

 
考えることは同じ
 
 
ア:自炊しないのTOMOKO?
 
 
私:うんしたいんだけどね
 

ア:じゃあ買い物してきなさい~ゆっくり楽しんで~またあとでね~
 

自炊しよっか。。
 
 
納豆をかごにいれ米コーナーへ
 
 
種類がありすぎて何がいいのかさっぱりわからない
 

結局袋の絵柄で決めた米と納豆とアマリーンが使っていた豆腐だけ買い
スーパーを出た
 

雨、風がさっきよりもすごいことになっている
 
 
市場へ行きたいけれどたどり着くまでに絶対ずぶぬれになる
お腹もすいたし何か食べたい
 
 
スーパーマーケットに避難する前に通り過ぎた軒先のたくさん並ぶ飲食店の中で
食べたいと思っていたタイ料理の写真を貼っている店舗があった
店の雰囲気も良い感じだった
 

確かあっちの方の商店街だったよね?
でもここ、この道路渡らないとあっちへ着けないし
でも今行ったら完全に一瞬でずぶぬれになるやつだよね
どうしよう
どうする?

 
自炊はまだ今日はしたくないし食材もそろっていない
家に帰って改めて外にでる気分ではない
ということは、今食べとかなくては
 
 
よし!渡ろう!
 
 
意を決し、小走りで通りをわたる
 
 
正味10秒
 
 
ずぶぬれになった
 
 
でも渡った場所は、さっきの食べたかったメニューがある店の目の前だった
 

鶏肉と一緒にご飯を炊いたアジア名物カオマンガイ注文
 
 
店内で食べていると、雨が風と共に席までやってくる
身体がちょっと冷えてきた
 
 
急いで奥へ移動する
 
 
残りの荷物や飲み物を店員が運んでくれる
 
 
その店員がにこにこしながら
“日本人ですか?”と日本語で聞いてきた
 
 
“はい日本人ですよ”
と私もにこにこで返す

 
“わたし、すこしだけ日本語話せるんですよ”

 
イントネーションも上手で、まだ若く可愛いらしい女性の妊婦さんだった

 
 
もうそろそろ約束の時間になるので戻らないといけないけれど
いっこうに雨が弱まる気配がない
というかさらに強さをましている

 
またずぶぬれになりますか。。。
 

通りを渡り待ち合わせ場所に行こうとすると
モールの一角の店がこの強風で、ドアのガラスが割れガラスが散乱していた
 
 
店の目の前の中央広場にある露店もみんなカバーをかけたり後片付けに追われている
 
 
いろいろ飛んだりなんだりしたみたいで
ここ一帯の店、ちょっと大変なことになっている
 
 
状況にあっけにとられていると、アマリーンが現れた
 
 
ア:TOMOKO 大丈夫だった?見たそこの店?
 
 
私:今見たばかり
 
 
ア:私も違う店内にいたから、ここがこんなことになっていたなんて知らなかったわ
 
 

駐車場に行くまでにまた少し歩き、ずぶぬれの二人で車に乗り込む
 
 
ア:次回の時はここまでひどい雨に降られないことを祈るわ
エアコンをさっそく使うことになったわね
 
 
大きな通りに出ると横道に入っていく道路がありその方向は地盤が低いため
車も家も高さ半分くらいまで水につかっていた
 
 
走りながらそんな場所が次々と目に入ってきた
 

今のこのたった1時間半でこんなになってしまうとは
でもここでは珍しくないのだって
 
 
日本とタイの天災のことについて会話しながら家に到着
 
 
空に虹がかかっていた
 
 
アマリーンが私の部屋の窓を開けっぱなしにしてきたのを思い出し
帰り道はそのことを心配していたが、こちらの地域はそこまでではなかったようで
大丈夫だった

 
喉が少し痛い
体も冷えている
 
 
ビタミン剤を飲んでパーカーを着てあたたかくして
一休み
 
 
 
 
 
~写真日記~
朝食 
 
 
アマリーンがお花を摘んで来てくれた
 
カオマンガイ
 
日本語で話しかけてくれた妊婦さん。
お客さんがいない時はスマホ。東南アジアあるある。
 
モールから帰宅後
 
夕焼けに虹