またしても会期ギリギリで、六本木一丁目にある泉屋博古館東京の展示

「歌と物語の絵ー雅やかなやまと絵の世界-」へ行って参りました。

 

 

源氏物語、伊勢物語や平家物語を雅な「ものかたる絵」として、

また三十六歌仙はじめ和歌の世界を「うたうたう絵」と

屏風絵や絵巻物で印象的な部分を

端的に、同時に抽象的に現わしているのがとても優雅で緻密。

まさに雅やかなやまと絵の世界でした。

 

 

 

展示のほとんどが泉屋博古館蔵の住友コレクションで華やかでしたが

「没後100年記念 黒田清輝と住友」展示部分もとても興味深く鑑賞しました。

今回の図録は特に作られていないということですが、

「源氏物語の絵画」を購入してほくほくした気持ちで

美術館で得た優雅な気持ちとともに帰途につきました。

 

 

 

泉ガーデンタワーの周りは緑も多く、夏らしいお庭の涼やかさには

ひととき蒸し暑さを逃れ、

絽の小紋の着物で暑さを感じていたものの、爽やかな気分に。

泉屋博古館隣のHARIO CAFEも素敵な雰囲気でした。