職場のコミュニケーションについての調査の結果、
職場に不満を感じている人は7割。
その理由は、1位が仕事の進め方や割り当て 約50%、
2位が人間関係で約30%。
部下をほめていると思っている上司は、約80%、
上司はほめている方だと感じている部下は約50%で、30%のギャップが
あります。
自分の気持ちを相手に正しく伝えることが、いかに難しいかということですね。
コミュニケーションのギャップが、職場でのストレス要因の1つになって
います。
人の第一印象は、約5秒で決まります。
アメリカのカリフォルニア大学の心理学部名誉教授であったメラビアンが、
非言語コミュニケーションの研究で発表しました。
話の内容や、声のトーンや態度が矛盾しているとき、人はどんな受け止め方を
するのか研究し法則化しました。
3-55-77の法則とは何でしょう
相手に話を伝える時に、
言語情報(話の内容)は7%、
聴覚情報(話し方)は33%、
視覚情報(見た目)は55%の重要度を持っているという法則です。
限定された条件下での研究ではありますが、単に話す内容だけでなく、
話し方や見た目などのボディーランゲージにも意識を向けることの意義を
証明しています。
見た目が大事で、話す内容なんかどうでもいいのでしょうか?
答えは №‼
実際はその逆です。
やはり、メッセージそのものの力(話の内容)が重要です。
メッセージを磨いた上で、話し方や見た目などボディーランゲージを
意識すると、メッセージが正確に相手に伝わります。
それにより、誤解を招くことが減り、職場の人間関係で不満を感じる
ことが少なくなります。
例えば、上司が部下の話を聞くとき他のことをしながら曖昧な返事をして
いると、部下はどう思うでしょうか?
自分のことは軽んじられて大切にされていない。あるいは、嫌われている
んじゃないかと・・・
部下による上司への不信感がどんどん高まっていきます。
これは、職場だけでなく、地域や家庭でも同じことが言えます。
人の話を聞く時は、腕組みや足を組んだりせずに、相手の目を見て
うなづいたりしながら聴くというトレーニングを積むことが大切です。
すぐに簡単にできることではありませんので、できることからコツコツ
練習していくといいですね。
まずは、自分のコミュニケーションのくせに気づくことです。
自然と身についた自分のクセは、案外自分では気づかなかったりします。
身近な人に、聞いてみたりしてみてはいかがでしょうか。