自分の気持ちを相手にわかってもらうための方法とは?

 

 

 職場でも家庭でも、人に自分の気持ちをわかってもらうことって難しいと感じている人は、多いのではないでしょうか。

例えば、こんなに夫のことを思って言っていると妻が思っても、夫は口うるさい妻だと有難迷惑に思っている。部下のためだと思って指導しているつもりでも、部下は上司は近寄りがたく、いつも怒鳴ってばかりいてちゃんと教えてくれないと思っているかもしれません。

 

 まずは自分のコミュニケーションの方法を変えてみる。そうすれば、相手も変わるかもしれません。適切な自己表現をするためには、自分も相手も尊重し、自分の気持ちや考えをまずは、冷静にその場にふさわしい方法で正しく伝えてみること。

つい、その場のやり取りの中で感情に任せていってしまうと、相手を傷つけて、自分ももやもやしてすっきりしない。逆に、相手の気持ちを尊重するあまり、自分の気持ちを抑えて言えなくなってしまう人は、以心伝心でわかってほしいと思っても伝わらずに、自分の中でもやもやしてすっきりせず、自分の体調がわるくなるか、どこかで一気に爆発して相手を傷つけることになりかねません。

 

どちらかががまんしたり、一方的に押し付けたりすると人間関係はうまくいかなくなり、お互いの気持ちにすれ違いが起き、わかってもらえていないという不満が残ります。

 

自己表現には3つのタイプがあります。

 

A攻撃的タイプムキー

 相手の言い分や気持ちを聞かず、自分の欲求を押し付けたりするタイプ

➡相手は服従させられた気持ちになり、怖れて敬遠するか、怒りで復習するかの関係に

 

B, 非主張的タイプショボーン

   自分の気持ちを言わなかったりあいまいにしたり、消極的な態度を取るタイプ

  ➡もやもやして人と付き合うのが億劫になる、相手は苛立ちや罪悪感を感じかも

 

C, 適切な自己表現タイプニコニコ

   相手も自分も大切にし、その場にふさわしい方法で表現するタイプ

  ➡お互いを大切にしあった、わかりあったという気持ちになる

 

 
 

 

 <相手も自分も尊重して適切な自己表現をするときの表現方法>

 

   客観的な状況説明をする

 状況に対しての自分の気持ちを伝える

  自分がしてほしいことを提案する

④ お互いが歩み寄って、納得できる結論を選択する

 

例、①日差しがさして、部屋の温度が高くなってきました

  ②頭がぼうっとして、話に集中できなくなってきました

少し休憩をとり、窓を開けて空気の入れ替えをしませんか

休憩を取るのが難しいなら、窓を開けて各自水分補給をすればみんなが気持ち

よく話ができるようになると思います

 

 

☆適切な自己表現をするときのポイントひらめき電球

 

・客観的事実と自分の気持ちは混同しない

・表情や話し方など非言語的コミュニケーションも意識して伝える

・自分で勝手に解釈せず、どう伝わったか相手に確認する

・事前に言いたいことをメモし整理しておく

 

適切な自己表現をするためには、まず自分がどのタイプなのかに気づき、適切な自己表現をするための表現方法を意識して整理しながら繰り返し実践してみる必要があります。

 

頭でわかったとしても、簡単に習慣化できることではありません。

時間がかかっても、日々トレーニングを積んで身に着けていくことが、良い人間関係を築くためには大切です。音譜