本屋さんで見つけました。


ちょっと一目惚れでした…。



小さい頃に読んだ物語りを思い出して書いたのですが…こんな話しだった?と。毎月届く、小さい子用の世界名作童話集のような本だったのですが、どこか悲しく、少し怖いような…そんな印象を覚えています。
















ガラスペンで…とあるのですが、手元にあった水性カラーペンを使いました。薄い文字をなぞるのは書くことに集中するのと、物語りに気を取られるのとで…どうも、バランスが難しいですね。





お話しの最後で…だいぶ、乱れました😮‍💨。




作者がオスカー・ワイルドであると改めて知りました。ならば、小さい頃に感じたものが頷けます。


そして…


この物語りには続きがありました。




鉛の心臓が割れ、金箔もはがされ、みすぼらしい姿になった王子の像は、やがて、心ない人々により柱からはずされ、溶鉱炉で溶かされましたが、王子の鉛の心臓とツバメの亡骸は溶けずに残り、ゴミために投げ捨てられました。


天国では下界の様子を見ていた神が、天使に、「この街で最も尊きものを2つ持ってきなさい」と命じます。天使はゴミためから王子の心臓とツバメのむくろを持ってきます。神は天使を褒め、そして、王子とツバメは天国で幸福になったのでした。




この物語りに漂う空気が、きっと子供向けの童話としての範囲を超えて、何か訴えてきていたことを感じたのだろうな、と、今、改めて思います。


ワイルドの生涯と重ねると…


改めて、シンプルだけれども奥深い作品だと思いました。




オスカー・ワイルド



「幸福な王子」挿絵



博愛に満ちた自己犠牲の話しなのに、なぜ「幸福な王子」なのか…は、ツバメとの「愛」を物語っているのかもしれないと思います。溶鉱炉でも溶けない心…そしてツバメ。オスカーらしいな、と思います。




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