歌詞に感銘を受けた曲
今週の「KOTOKOノコト」は『新星⭐︎ソラカゼ学園』スペシャルでお送りしました
ソラカゼ学園、音楽の授業として、
「歌詞に感動した、感銘を受けた」と言う曲はありますか?
と言うご質問を頂きました!
このお題だとたくさんありすぎて、一日じゃ足りないくらいなんだけど、その中でも、私の音楽ルーツに大きく影響を与えた曲を厳選してご紹介しました
まずは、TVアニメ「キャンディキャンディ」の主題歌『キャンディキャンディ』
この曲の冒頭
「ソバカスなんて気にしないわ
鼻ぺちゃだってだってだってお気に入り」
と言う部分。
私は小さい頃から自分の顔にコンプレックスを感じて居て、特に鼻が大っ嫌いでした。
でもこの歌詞を聞いて、幼心に
「自分の顔をこんなふうに思えたら良いな」
と思ったものでした。
すごく元気の出る歌詞ですよね!
小さな頃に聞くアニソンって、実はその後の人生の指針になって居たりして、とっても大事な存在ですよね!
二曲目は、チェッカーズの2ndアルバム『もっとチェッカーズ』に収録の『Lonely Soldier』です♪
この曲、メインボーカルの藤井郁弥さんの作詞、作曲と歌唱をサックスの藤井尚之さんが担当してるんです。
「いろんな命が消えて無くなり
そのうち僕も消えてしまうだろう」
「雲は君のところまで行くのかな」
「I’m crying your name
銃口に向かって全てが駆け抜けて行く
Good-bye sweet memory
僕はあの雲になって君に会いに行く」
メロディも切ないのですが、この歌詞を見ると、主人公は、戦場で一人、故郷に残してきた愛しい人のことを思いながら、最後の時を迎える…その瞬間なのかな…と想像してしまいます。
戦場の風景や、自分の頭に銃口を突きつけている姿まで浮かぶようで…
銃弾が弾かれて届くまでの僅か0.数秒。
その刹那の走馬灯を切り取ったかのような歌詞に、とても感銘を受けました。
そして実際には経験したことのない戦争が、まるで目の前で起こっているかのように感じたのです。
まだまだ子供だった私ですが、「いつかこんな歌詞が書きたい」と、無意識に胸の内に火が灯って居たような気がします。
そして長い時を経て出来たのが『地に還る』です。
私なりの反戦歌。
実は『Lonely Soldier』のオマージュ作品だったんですよ。
さて、3曲目はcoccoさんの『Raining』です。
この曲の歌詞を見ると、自分が学校で苛められて居た頃のことを思い出します。
「静かに席を立って
ハサミを握りしめて
おさげを切り落とした」
「髪がなくて今度は
腕を切ってみた
切れるだけ切った」
「教室で誰かが笑ってた
それはとても晴れた日で」
coccoさんの歌詞って、もしかして自傷行為なのかな?と思える歌詞も多いのです。
でもそれを「悲しい」だけじゃなく「美しい」ものとして描かれて居たり、何か不思議な開放感を感じたりします。
自傷行為は推奨できるものではありませんが、この歌詞を見ていると、あの頃の自分を開放してくれるような気がします。
実際には、自傷行為もできずに、ただ耐え続けた自分を褒めてあげたい…とさえ思わせてくれます。
私も、曲を作って歌うようになり、タブーに触れた歌詞も時折、書いたりします。
それは、作品の中でタブーを描くことで、それを聞いた人が、実際の犯罪行為や自傷行為に及ぶことなく、言葉にできない思いを曲で昇華して欲しい…と言う願いがあるからです。
私と同じように、音楽に救われる人が、一人でも居ると良いな…
曲を作り始めてからずっと思ってることです。
と言うことで、これまであまり語ったことがなかった「実は」ルーツになっている3曲!
やっとお話しできて良かったです
まだまだ歌詞が好きな曲はたくさんあるので、折を見てお話ししますね
じゃぁーん!
AIR-G’のレコード室にあった貴重なアルバム!
裏も良く覚えてるよ!❣️だったんだもん
コレがレコードと言うものですよ!若者諸君
歌詞カードも大っきいの!
今では死後のA面B面!(笑)