KOTOKOの気まぐれ日記 2005.07.02(sat) | KOTOKOオフィシャルブログ「☆きらきらみっけた晴れ曜日☆」Powered by Ameba

KOTOKOの気まぐれ日記 2005.07.02(sat)

さて!本日はついに、アニメエキスポ2005のライブでした!
あんな大きな会場に、お客さん来てくれるかな…、MCの英語は大丈夫かな…、着物の衣装への早替えは上手く行くかな…。とたくさんの不安を抱えながら会場入りしました。
どこもかしこもとにかく広い会場は、楽屋からステージまでの距離も半端じゃない。
楽屋にいるとステージの進行状況が全く掴めません。気持ちばかりが焦ってしまって、メイクしてもらいながらもMCのカンペに目を通しますが、ほとんど頭に入りませんでした。
それでも、「What's up everybody!! I'm KOTOKO!」などと大声で練習してみたりして、緊張を紛らわせつつ、気持ちを高ぶらせていました。
落着かないまま、衣装に着替えていると「まもなく本番」の声。
まだ信じられない…という気持ちのまま、ステージへ。
冬のツアーで着慣れたはずの衣装も、なんとなく別物のような感じがします。
舞台裏で黒いマントふうのコートを着せてもらい、スタンバイします。
いつもこのライブ開始直前の舞台裏で控えている時が一番緊張するんだけど、今日は緊張しているのかすら分からない感じ。
「あれ、私今、なにしてるんだろう?」と、魂だけどっか行っちゃってる感じ。
それでも幕は上がります。何度も練習した登場のSEが流れ、バンドメンバーがステージの持ち場へと散っていきます。
舞台監督さんのライトが振られ、私もついにステージへ!!
ダンサーの2人に前と後ろに付いてもらい、二人のあやしいダンスに導かれて暗いステージを進みます。
とにかく転ばずスタンドマイクの所まで行かなくっちゃ…と、長いマントの裾を押さえながら、でも格好悪くならないようにと必死にステージ中央へ向いました。
1曲目『Suppuration-core-』を日本でやったのと同じ振り付けで踊ります。
マントのフードが深いので、お客さんの姿が全く見えず、どんな顔をしてるかわからないので、不安なまま、でもとにかく一生懸命歌いきりました。
2曲目『Re-sublimity』の前奏で、これまたお約束通り、ダンサーさんがマントを剥ぎ取ります。
この演出には、アメリカのオーディエンスも声を挙げて喜んでくれました☆
そこからライブは一気にヒートアップ。
アメリカでは全く無名の『羽』も真剣に聞いてくれました。

さてここからが第二の勝負!リハーサルから何度も練習した、着物への早着替えです。
『羽』の後奏で素早くステージを降り、衣装チェンジスペースへ滑り込みます。
ここからは戦争。衣装の前田さん、お手伝いのみゆきちゃん、ヘアメイクの野田ちんが一斉に衣装やカツラを取り外しにかかります。
そしてあらかじめ準備万端にしてあった次の衣装を前から後ろから、付けていきます。
なるべく早く…と、みんな必死です。帯を縛る前田さんの手にも力がこもります。こもり過ぎて、その日が今までで一番きつく帯が締ってしまったのは内緒(笑)
できたー!!と舞台監督さんに告げ、スタンバイ。
あっという間にステージです。
するとどうでしょう!!!私が着替えているわずか3分くらいの間に、会場に異変が!
スローなインストロメンタルをバンドが奏でていたので、たぶん着席して聞いているんだろうな…と思って出てみたら、会場中が光の海でした。
みんなスタンディングのまま、なんと携帯電話を開けてペンライト代わりにして振ってくれていたのです。
そしてそのまま『地に還る』へ突入。その時、会場がひとつになったと心から感じる事が出来ました。
世界が平和を願う心で一つになれば良いなぁ…と思って作った曲を、こんなふうに違う国の人の前で歌える日が来るなんて、歌い手をやっていて良かったと、本当に言葉にならないくらい感激した瞬間でした。

そしてそして、ついに問題のMCです。
「What's up everybody!! Thank you all for comming! I'm KOTOKO!」やった!!言えた♪
そしてここでおもむろにカンペを出しつつ「Sorry I have to this cheat sheet.」(ごめんなさい。このカンペ使わせてね。)とお願いしたら、暖かい歓声と拍手を頂きました (*^^*)
それで少し気が楽になって、カンペをみつつ一生懸命、自己紹介や曲紹介をしました。
その後は1、2曲ごとにMCを挟みつつ、ライブは後半へ。
ラストはこのアニメエキスポ2005のテーマソングにして頂いた『Wing my Way』を歌いました。
この曲はイベント参加者には耳馴染みの曲と言う事もあって、会場中がまるで輪になってるような雰囲気の中で歌う事が出来ました。暖かなオーラの中で歌えて、天国にいるみたいでした。
とっても大切な曲なので、最初にライブで歌うのが日本じゃなくてちょっと残念だったけど、たくさんの人に聞いてもらえる機会に恵まれた事に感謝感謝です。
近いうちに、日本のみんなの前でも心を込めて歌えたら良いなって思ってます。

そしてなんと、アンコールもらっちゃいました!!
アメリカはアンコールってあんまりしないから、来ないかもよ…って言われていたので、びっくり&超うれしー☆
私が着替えに手間取り、なかなかステージに戻れなかったのでお客さんが帰りはじめちゃったんだけど、そんな中にバンドメンバーが飛び出すと、席をたったお客さんが一気にステージに押し寄せ大変な事に!
私が出た時にはもう、パニックになっていました!
アンコールはやっぱり『Short Circuit』!!
みんなで踊って騒ぎました♪
音楽ってすごいね!!この曲のこと知らないだろうし歌詞も分からないのに、ちゃんと楽しみかたをキャッチして、みんなピョンピョン跳ねてました☆
歌声のパルス、アメリカにも届いたんだね!!わーい♪

そんなわけでライブは大成功!
私も本当に幸せなひとときを過ごさせて頂きました。そしてちょっぴり自信もつきました。
それもこれも、支えてくれた人たちのおかげです。
慣れない外国の会場で一生懸命準備してくれたスタッフの皆みなさん、本当にありがとう!
私をあんな場所へ出させてくれたジェネオンジャパン、ジェネオンUSAのみなさん、本当にありがとう!
私を呼んでくれたアニメエキスポのスタッフの方々、本当にありがとうございます!
そして素晴しいライブを一緒にやってくれたバンドメンバー、ダンサーさん、ホントにありがとう!
そして私に素晴しい楽曲を与え導いてくれたI'veのみんな、本当にありがとう!
そしてそして、私のライブに足を運んでくれたアメリカのファンのみんな、ありがとう!
そしてそしてそして、私をここまで支え育ててくれた日本のファンのみんな、本当にどうもありがとう!
みんなが居たから、異国の地でのライブっていう夢のような事を実現出来ました。

こんなふうに言うと終わりっぽいけど、そうじゃないよ。(笑)
ここからがまた新たなスタートだって思ってます!
今日の感激と感謝を忘れず、また私らしくがんばっていこうと思います!!
これからもどうぞよろしく♪えへへ

ぷは~、今日のビールは旨かったぁ(*´▽`*)