サムライガン 暗号指令 一 | シネマ係長の秘密基地

シネマ係長の秘密基地

映画チラシ・玩具など長年収集していたコレクションを紹介しています。
「あらすじなどはチラシの裏面などをコピペしています」所有しているコレクションだけをダラダラ紹介しています。


サムライガン 暗号指令 一

2005年1月26日 DVD発売チラシ

「週刊ヤングジャンプ」で連載されたアクション時代劇漫画をTVアニメ化した第1弾。1800年代の日本を舞台に、歴史の影で暗躍する組織“評議会”。彼らのもうひとつの裏の顔・サムライガンとして奔走する7号丸市松の活躍を描く。第1話と第2話を収録。

指令其ノ一「侍銃を持つ男 -the man with the gun-」

指令其ノニ「実験鉄道 -the steam engines-」

あらすじドンッ

幕末を迎えようとする1800年代の日本のような

世界。この荒んだ時勢に暗躍する謎の義賊の姿があった。見たこともない連発銃などの最新武器を装備し、黒い仮面に鉄兜の如き装束を纏い、常人とはかけ離れた身体能力で、次々に悪を屠るその名はサムライガン。「光の下 影のもと その悪を討て」という使命を受けて暗躍する彼らは、幕府より「黒い逆賊」と呼ばれ恐れられていた。

サムライガン六号丸・捨吉、二号丸・強太、そして彼らの相棒である松崎の活躍を描いた読本を紐解く形で始まった物語は、やがて実在のサムライガンである七号丸・市松の戦いを描写するようになる。代門、紅という仲間たちと任務を黙々と遂行する市松は、評議会という組織で育成された超人的な諜報員だった。人殺しを厭いながらも暗殺に従事する市松は、かつて姉を惨殺した烈界という男を殺すためだけにサムライガンを続けていた。対サ特捜の話頭と日夜繰り広げられる過酷な戦いの日々、その中で市松はお花という娼婦と惹かれ合っていく。

一方、評議会の中でも不穏な動きがあり、その過激な暴力性を危険視された二号丸・強太は、自らが粛清対象となったことで組織を離反する。そしてお花を人質にとって市松を呼び出した強太は、初期型のサムライガンは何らかの洗脳処置を受けていることを明かし、評議会に反乱を起こすことを提案するが、市松もろともに行われた評議会の攻撃で惨死する。市松は朦朧とする意識の中、自分を助けるサムライガンの姿を見た。その頃、三号丸・牧史郎衛門はそう言った情報を知らずにサムライガンとしての任務に従事していた。彼はかつて十一号丸・楓に性的暴行を行っていた候補生を殺害したため、弟である四号丸・牧佐吉を人質に取られる形でサムライガンとなっていた。二人に負い目のある牧は、相棒であり親友でもある花田正蔵、茜と共に任務を真面目にこなしていく。

しかし評議会は初期型サムライガンへの警戒を強め、牧を対サムライガン用サムライガンとして抜擢する一方、正蔵に牧の様子を監視・密告するよう命じる。出世欲から一時はそれを引き受けた正蔵だが、良心の呵責に耐えきれず牧に脱走を促し、それを理由に粛清されてしまう。事実を知った牧は楓を巻き込む形で評議会を離反し、同じく離反していた市松ら他の初期型サムライガンたちと合流する。

その頃、代門は新たなる対サムライガン用サムライガン、五号丸・露台の調整を行っていた。洗脳装置「イントナルモーリ」によって制御される露台は恐るべき戦闘力を発揮していたが、代門は市松の一件と露台への非人道的な扱いから、評議会への疑念を深めていく。しかし代門を引き入れようと現れた市松に対しては、部下を犠牲にはできないと離反を拒絶する。そして対サムライガン用サムライガンと戦闘に突入した牧は、彼が養成所時代の親友であった露台だと気づいてしまい、その一瞬の隙に射殺される。露台もまた自分が誰を殺害したか理解して正気に戻り、自害して果てた。牧の死をきっかけに初期型サムライガンたちは散り散りになり、市松は松崎と共に江戸城への潜入を目指す。評議会の任務に従事し続け、その中で難からず思っていた女性まで失って無気力になっていた六号丸・捨吉は、それでもと請われたことで西郷隆盛に接触。評議会は幕府に対して自然発生的に出現した天敵を自認しているが、実態は幕府と表裏一体、根を同じくする同一組織であり、そして両方とも腐敗しきっているという事実を明かす。「イントナルモーリ」研究施設からの脱走に成功した九号丸・巽は、評議会の「イントナルモーリ」による国民洗脳計画を阻止するため、自分とともに抜け出した万年青と共に江戸城地下の蒸気施設へと潜入する。最深部を目指す巽だが、洗脳音波は容赦なく彼の意識をかき乱していく。江戸城へ潜入した市松と松崎を待っていたのは、勝海舟と烈界だった。海舟は松崎が強烈なアナーキスト秘密結社の一員であったことを暴露して襲いかかり、松崎は市松を逃して戦いに突入する。勝海舟は「イントナルモーリ」そのものは反逆者を引きつける囮であり、真の目的は中枢部品である演算装置「ジコリーフィルコイル」の小型量産化であったことを語る。彼らはこれを世界中に行き渡らせ、無線電信技術によって結線し、全世界を統一した秩序の下に置くことを目論んでいた。窮地に陥った松崎を助けたのは、対サ特捜の話頭だった。服部半蔵 の末裔である対サ特捜は、徳川幕府に巣食った幕府=評議会の存在に気づいており、反旗を翻してクーデターを実施し、勝海舟と裂界が幕府評議会の裏に存在する陰謀組織「秩序機構」の一員であることを暴露する。

一方、地下最深部にたどり着いた市松は烈界と対峙する。烈界の正体は市松の祖父ヴィクター・ライノ・フランケンシュタインであった。烈界はかつて評議会でサムライガンの養成を行っていた際「インナトルモーリ」の施術を受けた市松の姉が発狂して市松を殺そうとしたため、やむを得ず姉を処分して市松にニセの記憶を与えたのだという。成功作としての自分を迎えようとする烈界を拒否した市松は、強烈に鳴り響く「イントナルモーリ」の音色で混乱する中、烈界の用意した謎のサムライガンと交戦する。市松は「イントナルモーリ」に翻弄されるが、最後の瞬間、突如としてその音色が停止する。巽が「イントナルモーリ」の破壊に成功したのだ。そして混乱状態に陥ったサムライガンを倒して最後に立っていたのは市松であり、敵の素顔は年老いた市松そのもの、つまりは市松の父であった。致命傷を受けた烈界が自分を「悪魔」と罵るのを聞きながら、市松は崩壊する江戸城地下から脱出する。

地上に出た市松を待っていたのは対サ特捜と、評議会=幕府が開発した機動兵器・重サムライガンとの激戦だった。自暴自棄に陥っていた市松は、合流した話頭に自分を殺してくれるよう懇願する。しかし話頭は今は忙しいとそれを拒絶し、市松に銃を握りらせて重サムライガンとの戦闘へ送り出す。そして市松は戦いのなかで負傷し、意識を失う。

目覚めた市松は、洋上を行く船の中にいた。話頭によって回収された彼は、烈界がヨーロッパに逃れたという報せを受け、そのまま船に乗せられていたのだ。そんな所には行かないという市松だが、船は海を進んでいく。

後に幕末と呼ばれる事になるか、呼ばれないかもしれない時代、サムライガンという工作員達の活躍は記録に遺されていない。


監督: 菊池一仁 

原作: 熊谷カズヒロ 

シリーズ構成: 園田英樹 

キャラクターデザイン: 大貫健一 

音響監督: 小林克良 

音楽: 多田彰文

オープニングテーマ:「SamuraiCrew」

作詞 - SOTARO / 作曲・編曲・歌 - ZZ

エンディングテーマ:「いえないコトバ」

作詞 - Kenn Kato / 作曲 - 菊池一仁 / 編曲 - ats- / 歌 - 嘉陽愛子

挿入歌:「ずっと…一緒」

作詞 - 海老根祐子 / 作曲 - 畠中司 / 編曲 - 安藤高弘 / 歌 - 茅原実里

【声優】

森久保祥太郎/小西克幸/茅原実里/氷上恭子/中井和哉/杉田智和/寺杣昌紀

放送期間:2004年10月5日 - 12月14日

話数:全12話