反恋愛主義
2008年12月20日公開
クリスティナ・ゴダ監督の長編映画デビュー作。仕事に打ち込む一方で、幸せな結婚生活を夢見る女性の姿をユーモラスに描く。
あらすじ
独身のドラ は人気劇団の脚本家。昔の友人は結婚し、子供までいる。焦りを感じながらも、弁護士の恋人とは結婚間近で幸せな生活を夢に描いていた。だがある日、彼に妻子がいることが判明。裸のまま部屋を追い出された彼女は、隣室の男に助けられる。動揺を抑えようとヨガに打ち込んでみても、ドラの頭に浮かぶのは幸せな結婚、幸せな家庭と自分にはないものばかり。仕事に行くと、助けてくれた隣室の男、タマス が客演の俳優だと判明。TVコマーシャルでタトゥー入りのお尻を披露し話題になっているプレイボーイだった。幸せを求めるドラの周りに、他にも男はいるが…。劇団のピアニスト、ピーター は優しいが情熱的ではなく、ちょっと物足りない。行きつけのカフェで働くアリ は熱烈アピールを見せるが、知性は期待できないし、故郷のトルコに帰る予定。男に期待するのはやめようと決意するものの、寂しさから逃れる事はできない。子供を作ろうと考えたドラはゾフィとともにある作戦を思いつく。それは、インターネットを使って“セックス・パートナー求む。ただしセックスだけ、それ以上お断り”と募集することだった。その効果あって、かなりの数の男が集まってくる。早速カフェでお見合いに臨む二人だったが、会ってみると変態趣味や刑務所帰り、男になりたい女性など、とても話にならない。“父親はいらない。子供だけ欲しい!”と、ひたすらに幸せを求めて奔走するドラ。その奮闘は事態を意外な方向に導いてゆく……。
監督・脚本:クリスティナ・ゴダ
脚本:ディビニ・レーカ 、ガーボル・ベッレル
エグゼクティブプロデューサー:ギョルギ・ジャーンタ
プロデューサー:ガーボル・カロミシュタ
撮影:ブダ・グヤーシュ
【キャスト】
ユデット・シェル
シャーンドル・チャーニ
カタ・ドボー
ゾルターン・セレス
カーロイ・ゲステシ
オデール・ヨルダーン
オンドル・チョプコー
ソルダーン・ラードーティ