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バグズ・ワールド
2008年6月28日公開
アフリカ大陸を舞台に、巨大な蟻塚に生息するオオキノコシロアリと1000メートルもの列を成して大地を移動するサスライアリの戦いを、ドラマチックに描いたドキュメンタリー。
あらすじ🐜
西アフリカ内陸の小国ブルキナファソ。ハゲワシやカメレオン、野生のサルなど数多くの野生動物や昆虫たちが生存競争を繰り広げる中央サバンナの奥地。その一角には、数メートルにも及ぶ巨大なオオキノコシロアリ(学名:マクロテルメス・ベリコサス)の巣である蟻塚が点在する。外敵の侵入を防ぐために完全防御体制を敷いたそれぞれの巣では、一匹の女王アリを中心に数百万匹のシロアリたちが、秩序正しく統制の取れた帝国を築いていた。一方、広大な大地には1000メートルにも及ぶ行列を作って放浪を続ける一団がいる。その正体は、時に人間の赤ん坊までも襲い、行く手にあるものを食い尽くす獰猛なサスライアリ(学名:ドリルス・ニグリカンス)。ある日、激しい雷雨がシロアリの帝国を襲う。雨が大洪水を引き起こす中、次々と命を落としていくアリたち。やがて、死骸の匂いに引き寄せられて肉食のサスライアリ軍団が帝国に迫る。その数、二千万匹。そして始まる、生き残りを賭けた壮絶な攻防戦。サスライアリの容赦ない攻撃はシロアリ軍の兵隊アリの守備をいとも簡単に撃破し、帝国は大混乱に陥る。徹底的に防御を固めるシロアリの帝国は、果たしてサスライアリの侵略を阻止することができるのだろうか……。
監督・ナレーション脚本:フィリップ・カルデロン
ナレーション脚本:ジョルジュ・マルベック、ギョーム・ヴィンセント
製作:ティエリー・コミショナット、フランソワ・カルデロン、ベノア・ティエレ
撮影監督:ピオトル・スタドニッキ
カメラ:ネジマ・ベルダー
ナレーション:ベノア・アレマン