クワイエットルームにようこそ | シネマ係長の秘密基地

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クワイエットルームにようこそ

2007年10月20日公開


松尾スズキの同名原作小説の映画化。女性だけの閉鎖病棟で、主人公が再び生きる勇気を取り戻していく14日間を描く。

あらすじ霧

28歳のライター佐倉明日香 は見知らぬ白い部屋で、拘束された状態で目を覚ます。現れたナースの江口 から「アルコールと睡眠薬の過剰摂取で運ばれ、2日間昏睡していた」と聞かされる。仕事があることもあり退院したいと訴えるが、担当医と保護者の同意がなければ許されないと冷たく返されてしまう。同棲相手で放送作家の鉄雄 が見舞いに来て「胃洗浄をしたら薬の量が多すぎたせいで、内科から精神科に運ばれた」と告げる。こうして明日香の女性だけの閉鎖病棟生活が幕を開ける。「食べたくても食べられない」入院患者のミキ 、元AV女優で過食症の西野 など、個性的過ぎる患者たちに戸惑う明日香だったが、病院内のルールにも慣れ、患者それぞれの過去や性格を知るうちに、少しずつ馴染みはじめていく。患者たちは、簡単な買い物も電話も面倒な手続きが多いなど、何かと規則で縛ろうとする冷酷ナースの江口たちに不満を募らせていた。そんな折、鉄雄の子分のコモノ が面会にやってくる。明日香が開けた原稿の穴はコモノが埋めたらしいが、その出来は最悪で、明日香は持病の蕁麻疹を発症させてしまう。江口たちは閉鎖病室<クワイエットルーム>の手配をはじめるが、毅然と江口たちのルール至上主義を論破し、勝利する。この一件で人気者となった明日香。しかし、信頼していたミキの悲しい秘密を知ってしまう。ショックを受けた明日香が病室に戻ると、西野がコモノからの差し入れをベッドにぶちまけていた。しかも、鉄雄から明日香に宛てられた真剣な手紙を、西野が勝手に朗読し始める。明日香は西野を罵倒するが逆に追い込まれ、その騒ぎを聞きつけた患者やナースたちが集まりだす。その手紙で全ての記憶が蘇り、明日香がここにきた本当の理由が明らかになる……。


監督・脚本・原作:松尾スズキ

エグゼクティブプロデューサー:豊島雅郎、山田晴規、長坂まき子、北川直樹、森元晴一

チーフプロデューサー:小川真司

プロデューサー:今村景子、菅原直太

コンテ画:高野華生瑠

撮影:岡林昭宏

主題歌:日暮愛葉

【キャスト】

内田有紀、宮藤官九郎、蒼井優、りょう、中村優子、高橋真唯、馬渕英俚可、筒井真理子、宍戸美和公、平岩紙、徳井優、峯村リエ、武沢宏、箕輪はるか(ハリセンボン) 、近藤春菜

(ハリセンボン)、庵野秀明、河井克夫、俵万智、しりあがり寿、川勝正幸、しまおまほ、塚本晋也、平田満、妻夫木聡、大竹しのぶ、伊勢志摩(声)