うさぎのおやこ | シネマ係長の秘密基地

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うさぎのおやこ 

2024年3月22日公開

「西成ゴローの四億円」の上西雄大が、知的障害や発達障害、精神疾患者を巡る様々な人間模様を、その周囲に存在する悪意と善意を交えて綴ったドラマ。知的障害を抱える22歳の来栖玲は、父を亡くし、精神障害を患った母・梨加と2人で暮らしていたが……。 

あらすじ霧

軽度の知的障害を抱える22歳の来栖玲。生まれつき小柄なため、しばしば子どもに間違われ、自分が“障害者”扱いされることに葛藤を抱えていた。大好きな父を亡くした上、母の梨加も精神障害者となり、ネグレクト状態に。一時は梨加と離れ、施設で過ごしていたが、現在は同居中。しかし、施設で出会った最大の理解者の精神科医・柊早苗の急死により、玲は再び心を閉ざしてしまう。柊の後任の若い医師を受け入れられず、通院を拒み続けていたある日、さらにその後任として、新たな医師の恵比寿丈が着任する。やがて、梨加が家賃を払えず、遂に退去を求められた玲は、デリヘルのバイトに応募。良く分からぬまま契約書にサインをして、お金を受取ってしまう。娘から渡された、そのお金を手にして不安を覚える梨加。デリヘルで撮影することになった玲は、そこに所属するカナと共に逃亡。だが、荷物を取りにマンションへ戻ったところ、梨加から“あんたのせいでパパは死んだ”と言われてしまう。決して言ってはいけない言葉を口にした自分への後悔とふがいなさに泣き崩れる梨加。一方、部屋を飛び出した玲を、恵比寿が追うが……。


監督・脚本・プロデューサー:上西雄大

撮影:前田智弘

音楽:川人千彗

主題歌:山本莉那(「アキラ」)

挿入歌:saika(「うさぎのおやこ」)

【キャスト】

徳竹未夏、清水裕芽、古川藍、華村あすか、萩野崇、青木玄徳、上西雄大、貴山郁哉