ワニと鸚鵡とおっとせい/男はつらいよ 寅次郎頑張れ! | シネマ係長の秘密基地

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ワニと鸚鵡とおっとせい/

男はつらいよ 寅次郎頑張れ!

1977年12月29日公開


ワニと鸚鵡とおっとせい
ハワイで失業したサーカスの団員二人が、退職金代わりにもらった鸚鵡のカゴの中から借金の証文を発見した事からくりひろげられる騒動を描く。
あらすじ🐊
ゴーとメリーは空中ブランコのはしごもちとおっとせいの世話係のサーカスの団員であった。巡演でハワイにきていた一座は破産してしまう。二人が退職金がわりにもらったものはオームの入った鳥かご一つだけであった。ところが二人は、鳥かごから1200万円也と書かれた借用証書をみつける。二人は日本に帰り、証文をたてに貸金を取りたてようと、その日から旅費をかせぐため、アルバイトを始める。ある日、ゴーは旅行者らしい七子と知り合い、デートを重ねるうちに心ひかれていく。両親とバカンスに来ているという彼女は、数日後、何も告げずに日本に帰ってしまった。ゴーとメリーは、証文の借主のいる東京の万来町へやってくる。借主の鴨下権十郎は、妻に逃げられ、ひとりで質屋を営んでいた。二人がさし出した証文を見ながら権十郎は、街の連中に貸した金の証文があるから、それを取り立ててくれれば金は返すという。翌日、噂を耳にした床屋ら街の住民が連れだって質屋に談判にやって来たが、権十郎は好物のフグに当って死んでしまう。権十郎には娘がいて、神田の八百屋で働いていると聞いたゴーは、早速逢いに出かける。ところが驚いたことには、その娘は七子であった。翌日から七子は質屋を切り回し始めた。ゴーはそんな七子の右腕になって働くが、したたかな街の連中が相手のため、借金の取り立ても思うようにはかどらない。強行手段に訴えて、二人はそれぞれの商売道具をさし押さえてしまった。日が経つにつれ、ゴーと七子は互いに心を開いていく。そんな二人に嫉妬したメリーは、証文を持ち出し、30万円で街の人達に売り渡し、そのまま姿をくらましてしまった。その晩七子は、幼い頃別れた母親に逢いに行きたいとゴーに話す。もの影から、七子と母の姿を見たゴーは、七子の前からそっと姿を消してしまう。ひとりで質屋にもどった七子を、うしろめたさを感じて彼女を励ましにきた街の住民が温く迎えた。動物園にやって来たゴーは、おっとせいの池の前で、楽しそうに池の中をながめるメリーをみつける。泳いだり、寝そべったりしている無邪気なおっとせいを見ながら、二人は再びいつの日にかサーカスで働けることを夢みるのであった。

監督:山根成之
脚本:山元清多
原案:久世光彦
企画:周防郁雄
製作:樋口清
撮影:坂本典隆
【キャスト】
郷ひろみ、秋吉久美子、樹木希林、大滝秀治、山田吾一、伴淳三郎、野村昭子、千田孝之、下絛アトム、池波志乃、ケーシー高峰、大泉滉、春川ますみ、藤岡麻理

男はつらいよ 寅次郎頑張れ!
シリーズも20作目を迎えた今回は、ヒロインの他に青年が登場し、寅さんと共に騒動をまきおこす。
あらすじ晴れ
紅葉の便りを聞くころ寅は柴又へ帰って来た。すると、身知らぬ青年・良介におし売りに間違えられ、口論となるところへ、さくらが帰ってくる。寅はさくらから事情を聞くが、自分の部屋を良介に占拠されているのを知る。良介は、平戸島から上京し、近所の柴又電工の作業員をやっていた。彼はとらやの近くにある大衆食堂の幸子に恋していた。寅はそんな良介の胸中をすぐ見破る。数日後、寅に励まされた良介は、いきなり幸子にプロポーズする。秋田の母の容体が悪く、気がかりだった幸子は良介の言葉が耳にはいらない。それを良介は失恋と思いこみ故郷へ帰ると言い出した。結局、寅が彼に同情し、一緒に平戸島に行くことになった。平戸島にやって来た寅は良介の姉・藤子に紹介された。一目見た寅は、美しい藤子の恋の虜になってしまう。その頃柴又では、秋田から戻った幸子がとらやを訪ね、自分のことで自殺未遂まで起こしてしまった良介の一件を知り、愕然とする。幸子も良介が好きだったのである。幸子が良介を好きだという電話をうけ、早速姉と一緒にとらやにやって来た。一方、平戸島で藤子の家の留守番をしていた寅も、彼女を追って再びとらやに帰ってくる。良介と幸子の結婚話は急激に進展した。そんなある夜、藤子が、平戸島に恋人がいるので寅に来られてはこまると、良介に話しているのを寅は聞いてしまう。翌日、さくらに見送られ、寅は柴又の町を後にした。お正月、良介に連れられて晴れ晴れとした顔で幸子は平戸島を訪れた。その頃、寅は別の土地で旅回りの一座と再会していた。失恋の淋しさなどみじんも感じさせない寅の姿が、初春の日差しの中でなんともいえずさわやかだった。

監督・脚本・原作:山田洋次
脚本:朝間義隆
企画:高島幸夫、小林俊一
製作:島津清
制作補:峰順一
撮影:高羽哲夫
【キャスト】
渥美清、倍賞千恵子、下絛正巳、三崎千恵子、太宰久雄、佐藤蛾次郎、前田吟、笠智衆、中村はやと、中村雅俊、藤村志保、大竹しのぶ、米倉斉加年、桜井センリ、石井均、吉田義夫、岡本茉利