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2003年11月8日公開
狂言誘拐を仕組んだ男女の恋の行方を描いたサスペンス。監督は「マナに抱かれて」の井坂聡。東野圭吾原作の『ゲームの名は誘拐』を、尾崎将也が脚色。
あらすじ夜の街
大手広告代理店“サイバープラン”のエリート・クリエイター佐久間俊介。クライアントである“ミカドビール”のやり手副社長・葛城に自分のプロジェクトを覆され、人生最大の屈辱を味わった彼は、偶然知り合った葛城の愛人の娘で不遇の生活を強いられていた樹理と、彼女の狂言誘拐を企てる。果たして、綿密な計画の下、ふたりは葛城から身代金3億円の奪取に成功し、二度と会わない約束をするが、たったひとつだけ誤算が生じた。それは、ふたりが恋に落ちてしまったこと・・・。それから数日後、ニュースを見ていた佐久間は樹理が偽物で、本物の樹理は何者かに殺害されていたことを知り愕然となる。そんな彼の前に、再び偽者の樹理=腹違いの妹・千春が現れた。実は、千春は薬物中毒の樹理と争ううち、過って彼女を殺してしまったことから、葛城が咄嗟に仕組んだ“ゲーム”に佐久間を巻き込み、隠蔽を謀ったのだ。またしても、葛城に屈辱を味わわされた佐久間。しかし、このままでは彼のもとに警察が来るのは時間の問題だ。そこで、佐久間は葛城にリベンジすべく、再び千春の狂言誘拐を画策。千春をも欺く作戦で、樹理を薬物中毒にした純平を犯人に仕立てることに成功する。こうして、最終的に葛城とのゲームに勝った佐久間は、千春との愛も成就させる。だが、千春は樹理を殺した事実は消せないと、彼の前から立ち去ってしまうのであった。

監督:井坂聡
脚色:尾崎将也
原作:東野圭吾(『ゲームの名は誘拐』)
エグゼクティブプロデューサー:棚橋裕之、宅間秋史
製作:亀山千広、島谷能成、遠谷信幸、武政克彦
プロデューサー:小岩井宏悦、増田久雄、三田美奈子
撮影:佐々木原保志
主題曲/主題歌:ZEEBRA(『It's all a game』)
【キャスト】
藤木直人、仲間由紀恵、石橋凌、IZAM、宇崎竜童、入江雅人、おかやまはじめ、椎名桔平、大倉孝二、桜井裕美、大塚良重、嶋尾康史、峰野勝成、小林太樹、宮本大誠、野依康生、平木ひとみ、ガッツ石松、眞野裕子、小日向文世、生瀬勝久、並樹史朗、山田昭一、伊藤初雄、遠藤たつお、鳥居しのぶ、青山純菜、舟田走、渡辺一哉、小泉まこ、細田あかり、大嶋守立、伊藤さおり、虻川美穂子(北陽) 、東野圭吾、藤村さおり