ワカラナイ | シネマ係長の秘密基地

シネマ係長の秘密基地

映画チラシ・玩具など長年収集していたコレクションを紹介しています。
「あらすじなどはチラシの裏面などをコピペしています」所有しているコレクションだけをダラダラ紹介しています。


ワカラナイ

2009年11月14日公開

母子家庭で育った少年が母を亡くし、貧困の中を生きていくしかない現実と向き合う姿を描く「愛の予感」の小林政広監督作。

あらすじ霧

母子家庭で育ち16歳になる川井亮 は、田舎町の粗末なアパートでひとり暮らし。入院中の母・伸子 を抱えながらも、コンビニのアルバイトで生計を立ててきたが、母の闘病生活が長引くにつれ日々の食事すら満足にできなくなってきた。今日もバイト先のコンビニでレジをごまかし、おにぎりやサンドイッチを持ち帰り空腹を満たす日が続く。同僚の木澤 も亮を気遣うが、誰も彼の孤独を埋めることはできなかった。夏休みのある日、レジのごまかしが店長に見つかり、亮はアルバイト先をクビになる。生活の糧を失い戸惑う亮は、やりきれない思いでひとり秘密の場所で父の住む東京の地図と、父と幼い頃の自分の写真を見つめる。それは亮にとって現実から目をそらすことのできる唯一の瞬間であった。頼るあてもなく入院中の母のもとを訪ねるが、希望を失った母は父への不満をぶつけるばかり。亮は張りつめていた気持ちが一気に崩れてしまう。そんなある日、母の死が訪れる。病院への支払いや葬儀代の工面という現実に追い込まれ、亮の不安と絶望は頂点に達する。アルバイト代の残りも底をつき、亮は母親の亡骸を自らの手で葬ることを決意。亮は、美しく青く塗られた小さなボートで母を海に送るのだった。一人きりの葬儀の後、亮は住み慣れたアパートを出て、父のいる東京へと向かう。ようやく父との再会を果たす亮。だが、そこには幸福とは程遠い現実が待っていた……。


監督・脚本・プロデューサー:小林政広

製作:小林直子

撮影監督:伊藤潔

主題歌:いとうたかお(「BOY」)

【キャスト】

小林優斗、柄本時生、本多菊雄、田中隆三、渡辺真起子、江口千夏、宮田早苗、角替和枝、清田正浩、小澤征悦、小林政広、横山めぐみ、岡村剛丈、ベンガル、鈴木亮介