黄金花 秘すれば花、死すれば蝶 | シネマ係長の秘密基地

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黄金花 秘すれば花、死すれば蝶

2009年11月21日公開

映画界で美術監督として長年活躍してきた木村威夫が「夢のまにまに」に続きメガホンを取った長編第2作。老人ホームで生活する個性溢れる面々の姿を描く。

あらすじ🧓

老人ホーム「浴陽荘」。そこには植物学者の牧草太郎 を始め、物理学者 、役者 、自称映画女優 、バーのママ 、板前 、質屋 、ピーナッツ老人 、小町婆さん など、多くの孤独な老人が介護士長 たち職員とともに暮らしている。老人たちは人生を邂逅し、尽きせぬ想いと死への恐れに打ち震えながら、それぞれが作り上げた物語の登場人物を演じることで嘘とも真実ともつかない奇妙で不思議な日々を送っていた。牧は人生の大半を植物学の研究に費やし、遊びも酒も女も俗世間の全てを顧みずに生きてきた。そうして迎えた80歳の誕生日。彼は、職員の青年と自然薯を堀りに出かける。その折、青年がついた些細な嘘によって小さな泉に辿り着いた牧は、黄金色に光り輝く妖しい花を見つける。それは、彼が長年探し求めていたヒマラヤ聖女の傍らに咲くという不老不死の花“黄金花”であった。その日を境に、植物学に没頭するためにあえて封印したはずの青年時代の記憶の断片が、牧の中に大きな渦となって押し寄せてくる。留学生ユリアーナ への切ない思いと永遠の別れ、戦後の混乱、植物学への情熱と挫折……。混乱と夢幻のなか、牧は易者老人 の死に立会い、その夜、誘われるように時の川を遡り、人生最期の旅に出るのだった……。


監督・脚本・原案:木村威夫

プロデューサー:川端潤

協力プロデューサー:林海象

撮影監督:小川真司

【キャスト】

原田芳雄、松坂慶子、川津祐介、三條美紀、松原智恵子、野呂圭介、飯島大介、絵沢萌子、牧口元美、真実一路、中沢青六、シャノー・ユリアーナ、河村博重、あがた森魚、小林三四郎、麿赤兒、長門裕之