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おれらの多度祭
小山地区・三年間の記録
2022年5月28日公開
南北朝時代から三重県桑名市多度町に伝わる祭りを2016~18年にかけて追ったドキュメンタリー。町内6地区から選ばれた馬と騎手が、毎年5月4~5日に各地区3回ずつ約2メートルの崖越えに挑戦する。文字通り命がけの祭になぜ人々は魅了されるのか。
あらすじ
三重県北部に位置する人口約一万人の桑名市多度町の奇祭・多度祭。南北朝時代の暦応年間(1338-1341)に武士たちが始めたと言われ、その歴史は古い。元亀二年(1571)、織田信長の軍勢に多度大社が焼き落とされ、およそ30年中断された以外は、戦時中も一度も休まず続けられてきたと伝わる。多度町内の6地区がそれぞれ馬と騎手を選出し、毎年5月4~5日で各地区3回ずつ、馬と騎手が人馬一体となって約2メートルの崖越えに挑戦する。“上げ馬神事”と言われ、文字通り命がけの祭である。その多度祭を、多度町出身の監督が追った。なぜ人々は1円の得にもならないことに泣き笑い、命をかけるのか。この映画は、ユニークかつ伝統的な祭と、それに青春を注いだ人々の記録となっている。
監督・構成・撮影・編集:伊藤有紀
イラスト:鹿野真衣
【キャスト】多度町小山地区の皆さん
伊藤有紀(ナレーション)