ソングス・フォー・ドレラ「4Kレストア版」 | シネマ係長の秘密基地

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ソングス・フォー・ドレラ 

4Kレストア版  

2022年10月28日公開

1989年にルー・リードとジョン・ケイルが、アンディ・ウォーホル追悼のために行ったライブを記録したドキュメンタリーを4Kレストア版として上映する。

あらすじ流れ星

アンディ・ウォーホルとルー・リードの化学反応から生まれた、伝説的な元祖アングラロックの旗手、ヴェルヴェット・アンダーグラウンド。その両雄、ルー・リードとジョン・ケイルが、1968年の決別以来21年ぶりに共演した無観客ライヴの記録映画。彼らにとって圧倒的なメンターであり愛憎ともなう友人ウォーホル追悼のために行ったもので、ウォーホルの死後3年近く経てからのことだった。ウォーホル、リード、ケイル三者の悔恨と情愛が極限で交錯したライヴパフォーマンスは唯一無二。シンプルなカメラワークで記録したのは、『エデンより彼方に』と『キャロル』でアカデミー賞撮影賞ノミネートの名匠エドワード・ラックマン。

ウォーホルの人生を謳(うた)い上げた至高のライヴ

ウォーホルに対する問いかけまたはウォーホル自身が語る設定の、リードとケイルが共同で書き下ろした15曲。二人は歌を交換する形で神話的なウォーホルの生涯にオマージュを捧げる。長い間失われたと考えられていたオリジナルネガだが、ラックマン監督がトッド・ヘインズ監督『ヴェルヴェット・アンダーグラウンド』(2021)の撮影を進める過程で発見。オリジナル16㎜ネガから4Kで復元したのが本作。

今回の日本公開では、全15曲を日本語歌詞字幕付き。アンディ・ウォーホルの人物と生涯を、生い立ち「スモールタウン」、社交「オープン・ハウス」、美術界「スタイル・イット・テイクス」、仕事の仕方「ワーク」、映画への憧憬「スターライト」、コンプレックス「フェイセズ・アンド・ネームズ」、ポップアートの真髄「イメージス」、ヴァレリー・ソラナスの殺人未遂「アイ・ビリーヴ」、愛情「ノーバディ・バット・ユー」、ファクトリーの仲間「ア・ドリーム」、追憶「フォーエヴァー・チェンジド」といった15曲で痛切に謳い上げている。


監督・撮影:エドワード・ラックマン
出演:ルー・リード、ジョン・ケイル
歌詞全訳:林かんな
配給:オンリー・ハーツ