おかしなおかしな大冒険 | シネマ係長の秘密基地

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「あらすじなどはチラシの裏面などをコピペしています」所有しているコレクションだけをダラダラ紹介しています。


おかしなおかしな大冒険

1974年6月22日公開
探偵小説家が、自ら創造した作中人物になって大活躍するコメディ。
あらすじ晴れ
フランソワ・メルラン は、007ばりのスパイ・シリーズで人気絶頂の冒険小説作家だ。毎月、編集者のシャロン に新しいスパイものを提出し、目下メキシコを舞台にしてスパイ小説を執筆中だった。彼はアパートの窓ごしに見そめたクリスティーヌ の美しさにうっとりしていたが、いつしかスーパーマンである秘密諜報員ボブ・セント・クレア になって大暴れしだす白日夢にひたってしまう。夢の中での事件の発端はメキシコの港町で、アメリカ諜報員が殺されたことから始まる。この事件究明のため、中近東にいたボブがアカプルコに派遣された。ボブは、メキシコ諜報部の連絡員ですばらしい美女タチアナ と連絡をとったが、その魅力にたちまちのぼせあがってしまう。アカプルコではボブとタチアナの生命を狙うカルポフ 一味のために次々に危険がふりかかってくるが、そこは無敵のスーパーマンであるボブの大活躍によって何とか脱出する。カルポフはボブに一大仕掛けで挑戦してきた。それは海岸に沿ったハイウェイに鏡の巨大な壁を築き、ドライブ中のボブを錯覚させようというものだ。ボブはヘッドライトが鏡に反射し、ハンドルを切りそこねて鏡の壁に大衝突。絶壁から海へと投げとばされた。しかし彼は……。そこでフランソワは現実に帰った。もちろん、スーパー・ヒーローを殺すわけにはいかない。やがて、クリスチィーヌがフランソワの部屋にやってくるようになった。彼女は女子大生で社会心理学を専攻しているのだが、フランソワの小説を偶然読んだことから、なぜ彼の創造したスーパーマンが大衆に受けるのかを分析し、論文を書こうというのだ。クリスチィーヌが出版者のシャロンとつきあいだしたことを知って、フランソワは気が気でない。えい、ままよ、いっそのことボブをアンチ・ヒーローにしてはどうなるか--。最後の仕上げを急ぐフランソワは、ボブを徹底してズッコケ三枚目にしてタチアナとのラブ・アフェアをおもしろおかしく書きだした。フランソワはやっと書き上げた原稿を、窓からシャロンに投げつけた。おかしなおかしな大冒険も空想の中の出来事だった。フランソワはクリスチィーヌを抱きしめ、やっと自分のものにした。

製作総指揮:ロバート・アモン
製作:アレクサンドル・ムヌーシュキン、ジョルジュ・ダンシジェール
監督・脚本:フィリップ・ド・ブロカ
音楽:クロード・ボラン
【キャスト】
ジャン・ポール・ベルモンド、ジャクリーン・ビセット、ヴィットリオ・カプリオ、モニーク・ターベ、マリオ・ダヴィド、ブルーノ・ガルシン