KAZU&YASU ヒーロー誕生 | シネマ係長の秘密基地

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KAZU&YASU

ヒーロー誕生

1995年7月22日公開
日本サッカー界のスーパーヒーロー・三浦知良&泰年兄弟。彼らの少年時代から、栄光の現在に至るまでの軌跡をたどった、サッカー少年必見のアニメ映画。
あらすじサッカー
1978年、夫と離婚した由子は、三人の子供を連れて静岡市に引っ越して来た。泰年(ヤス)が中学1年、知良(カズ)が小学6年、美華子が小学2年の秋のことだった。由子は生活のためにもんじゃ焼き屋を開店し、一人で店を切り盛りする。一方、ヤスとカズは、叔父が監督を勤める地元のサッカーチーム“城内FC”のメンバーとして、毎日サッカーの練習に勤しんでいた。サッカーが楽しくて仕方がない二人は次第に才能を開花させ、実力をあげていく。だが、兄に比べ背が低く体が小さいカズは、思うようなプレイが出来ずに悩んでいた。そんなカズは、中学を卒業するとブラジルへ単身渡ってプロサッカー選手を目指すことを決意した。それは、好きなサッカーを続けるため、兄を越えるため、そして何より苦労続きの母を助けるためでもあった。ブラジルに住む父・宣雄の計らいで、サンパウロのジュベンストサッカークラブへ入ったカズを待っていたのは、想像を遥かに越えた苛酷な日々だった。日本とは比べものにならないほど高いレベル、言葉の障壁、そしてジャップと罵られること。一方、ヤスは高校サッカー選手権の静岡大会で決勝に勝ち進み、注目を浴びるようになっていた。だが、決勝戦は惨敗。壁にぶち当たったヤスもまた、ブラジル行きを決意する。ブラジルで再会した兄弟は、同じサントスで練習を積むことになった。先にプロへの道を開いたのはカズで、カズはサントスとプロ契約を結び、日本人として初めてブラジルのプロサッカープレーヤーとなった。だが、プロの道はさらに厳しく、デビュー戦でたった10分間出場しただけでレギュラーを外されてしまったカズは、父の勧めで3部リーグのマツバラへ移籍することにする。そこでの日々はカズを大きく成長させた。対コリンチャンス戦で、カズはヘディングでゴールを決める。90年7月、わずか15歳でブラジルへ渡った少年は夢を現実のものとし、家族の待つ母国の土を踏むのだった。

原作:三浦由子
監督:赤根和樹
脚色:朝倉千筆
製作:稲垣博司、岡哲男、五十嵐一弘、八木ケ谷昭次
企画:久保田正明
プロデューサー:石川博、風間泰久、鶴田尚正、中島進
【声優】
高山みなみ、真殿光昭、遠近孝一、島本須美、本間ゆかり、大川透、堀勝之祐、三川雄三、長谷有洋、佐藤政道