徳川一族の崩壊 | シネマ係長の秘密基地

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徳川一族の崩壊 

1980年5月24日公開

幕末、徳川対薩長の権力争いの激動の時代を生きた最後の武士たちの姿を描く。

あらすじ⚔️

明治維新前夜、薩摩や長州などの西南諸藩は早くから密貿易に励み、莫大な利益を上げ、洋式軍備を充実させていた。特に長州藩は遠く関ケ原の戦いで徳川に敗れて以来、幕府を怨み続け、徳川家の衰退を期に倒幕を企て、桂小五郎は朝廷勅令を得ようと、宮廷随一の策士、公卿の中山忠光に接近する。忠光の妹、薫子は時の天皇、孝明帝との間に祐宮、のちの明治天皇を生んでいた。忠光は倒幕計画に薩摩も加え、宮廷工作を開始する。薩長同盟が結ばれた七月、徳川十四代将軍家茂が病死、一橋慶喜が十五代将軍に即位。慶喜はまず京都にいる尊王攘夷派の浪士の取り締りを会津の松平容保に命じた。そして、京都で会津対薩長の戦いの幕が切って落とされた。容保は孝明天皇に接近、薩長の分裂を図った。そして、薩摩藩大久保に、長州を討てとの孝明帝勅令をつきつけた。形勢は薩長に不利な方向に傾いていった。その孝明帝は、次期天皇を院宮と内定しており、それを知った忠光の父、忠能は孝明帝の長男であり、自分の孫、祐宮が次期天皇となるものだとばかり思い込んでいたため逆上し、桂に孝明帝を殺させてしまう。そして、天皇は祐宮に決定となった。時に慶応二年十二月二十五日のことだった。天皇を手中に納めた薩長は一気に倒幕に走った。院宮は形勢不利と見て、容保を裏切り、忠能に取り入った。また院宮は、かつて、娘、冨貴子と慶喜を婚約させておきながら、慶喜が家茂と将軍の座を争って敗れたことを知り、その話を破談にしたことがあり、冨貴子は院宮を怨んでいた。そして、またしても慶喜を裏切った院宮を冨貴子は殺してしまう。慶喜は長州追討軍を率いて二条城に到着していたが、勝利は難しいと判断、大政奉還を行った。それは自発的に政権を返上することによって新政権の中に幕府の温存を図ったのだ。しかし、徳川家全領地没収との報が冨貴子に入り、それを慶喜に知らせようとする。だが、形勢不利と見た徳川御三家は桂と内通、冨貴子を暗殺してしまう。そして、冨貴子の生首が二条城門前に吊るされた。残された容保は、それから一年半にわたり官軍を相手に、徹底抗戦をしたという。


脚本・原案:松田寛夫

原案:安倍徹郎、野上龍雄

監督:山下耕作

企画:高岩淡、日下部五朗、本田達男、三村敬三

撮影:赤塚滋

【キャスト】

萬屋錦之助、平幹二朗、伊吹吾郎、寺田農、大場順、島英津夫、尾藤イサオ、佐藤佑介、峰蘭太郎、岸田森、御木本伸介、唐沢民賢、茂山千五郎、川合伸旺、疋田泰盛、山形勲、五十嵐義弘、川浪公次郎、岩尾正隆、峰岸徹、簑和田良太、成瀬正、白井滋郎、時本武、志茂山高也、成田三樹夫、山田昌人、司裕介、姉歯たくま、福本清三、タンクロー、香川良介、中村錦司、桂べかこ、笹木俊志、細川純一、勝野賢三、有川正治、宮口二郎、梅宮辰夫、森川正太、鳥巣哲生、徳満信夫、中島毅士、丸山俊也、丘路千、藤沢徹夫、波多野博、入川保則、茂山茂、林彰太郎、千秋実、山田良樹、河合絃司、奈三恭子、坂本美智子、木村夏江、平河正雄、藤原桜子、木谷邦臣、阿波地大輔、白川浩二郎、島田歌穂、森田健作、白都真理、原田エミ、二代目中村鴈治郎、大谷直子、松方弘樹