ラッコ物語
1987年7月25日公開
アイドル動物のなかでも高い人気を誇るラッコの生態を追ったドキュメンタリー。
あらすじ
アラス力の春、夏はラッコたちが愛を語り合う季節。エミリアも夫とこの時機に出逢った。愛の日々が数日続くとラッコには悲しい宿命が待ち受けている。子供を宿したラッコは夫と別れ、岩礁や水中で新しい生命を生みだすのだ。エミリアも可愛い女の子、エミを岩礁で誕生した。半年後、他の動物と同様にもう一つの悲しい宿命、母と子の別離が待ち受けている。強烈にエミに噛みつくエミリア、子別れの儀式が何日も続くが、エミは母親のもとを離れようとしない。そんな時、密猟者のライフルがエミリアに命中した。アラスカの大自然の中で、幼いながらもひとりで生きる難しさを、身をもって体験していかなければならないエミ。そんなエミを鞭打つかのように嵐が襲う。数日後、少年たちによって助けられたエミは、帰郷の旅を始める。母エミリアから教えられた呪文は、エミに強運をもたらせ遭遇から身を守るだけでなく、旅の心強い支えとなった。エミがいちばん嬉しかったのは新しい仲間たちとの出逢いである。また、最愛なる夫との出逢いは安息の日々を与えた。やがて、エミは身篭り、エミリンを生んだ。そそっかしいエミの子育ては一苦労だったが、エミリンはすくすく育っていく。だが、幸福な日々は長く続かなかった。天敵の白頭ワシがエミ、エミリン親子を襲ったのである。エミは必死でエミリンの姿を追うが見つけられない。やがてふたりは再会し、また仲睦まじく暮らしていく。
監督・脚本:永田貴士
総指揮:村上七郎
企画:石浜典夫、谷口坦未
製作:巻幡展男
プロデューサー:栢原幹、服部和史
撮影:片岡二郎、菱田誠
ナレーター:江守徹
【声優】
斉藤由貴、藤村志保、小林綾子、西川のりお、森繁久彌