動いている庭 | シネマ係長の秘密基地

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動いている庭

2018年5月12日公開

パリの美術館や公園の庭などを手掛けてきた庭師ジル・クレマンを取材したドキュメンタリー。2015年に来日した様子をはじめ、クレマンの思想に迫る。

あらすじ晴れ

パリで行われた展覧会『惑星という庭』で30万人を魅了したフランスの庭師ジル・クレマンは、パリのアンドレ・シトロエン公園の庭やケ・ブランリ美術館の庭をつくったことで知られ、同時に、その背景にある思想が注目を浴びてきた。クレマンは、総合地球環境学研究所が主催した連続講演会のために2015年の冬に初めて日本を訪れ、彼の中心的な概念である“動いている庭”“惑星という庭”“第三風景”をめぐる講演会が計3回開催された。“動いている庭”とは、草や木が自然の遷移の作用として移動し、その移動のダイナミズムの中で庭が構成されていくことで、従来の自然と文化を截然と切り離す二分法に基づく思考の再構成を促すものである。日本各地を視察するクレマンの案内人は、彼の著作『動いている庭』を翻訳した庭師の山内朋樹と日本庭園を研究するエマニュエル・マレスが務めた。このふたりと共に日本の庭を訪れ、日本の庭師と交流を深めるクレマンは、日本の自然や文化に何を見出すだろうか。クレマンの自宅の庭には、“動いている庭”の原型がある。クルーズ川に面した広大な庭の中には、“谷の庭”や“野原”と名付けられた場所がある。そんな多様性に富んだ庭だけでなく、自ら建てた家に太陽光発電を設置し、電気をムダに使用しないことや、自宅の畑で採れた野菜を食べるなど、彼の生き方から学ぶことは多いだろう。クレマンの庭師としての基本的な態度である“できるだけあわせて、なるべく逆らわない”に沿って、日本各地を訪問するクレマンと、彼の自宅の庭をロングショットで記録した。


監督・撮影・編集・製作:澤崎賢一

企画・製作・日仏字幕:エマニュエル・マレス

【キャスト】

ジル・クレマン

山内朋樹

エマニュエル・マレス