ペーパーボーイ 真夏の引力 | シネマ係長の秘密基地

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ペーパーボーイ 

真夏の引力

2013年7月27日公開
ある殺人事件を調査する兄弟が、事件の真相をめぐる複雑な人間関係に巻き込まれていく。
あらすじ手裏剣
1969年、フロリダ州モート郡の小さな町。大学を中退し、父親 の会社で新聞配達をしているジャック・ジャンセン は、取りたててやりたいこともなく、鬱屈した日々を過ごしていた。母親は幼い頃に家を出てしまい、父親の現在の恋人エレン とはまったく馴染めない。極度にオクテでガールフレンドもいないジャックが心を許せる話し相手は、黒人メイドのアニタ だけだった。そんなある日、大手新聞社マイアミ・タイムズに勤める兄ウォード が、同僚の黒人記者ヤードリー を伴い、4年前にモート郡で起きたある殺人事件の死刑囚の冤罪疑惑を再調査するために帰省する。人種差別主義者の保安官が刃物でめった刺しにされたこの事件は、ヒラリー・ヴァン・ウェッター という貧しい白人男性が逮捕され、既に死刑判決が確定していたが、ウォードは裁判が極めて不公正な状況で行われたため冤罪の可能性があると睨んでいた。運転手として彼らの取材を手伝うことになったジャックは、オフィス代わりのガレージに突然訪ねてきたシャーロット・ブレス に目を奪われる。今回の取材の依頼主であるシャーロットは、獄中の死刑囚ヒラリーと手紙を交換しただけで意気投合、婚約まで交わした女性だった。出会った瞬間に恋に落ちたジャックは、刑務所でのヒラリーとの面会に同行するが、ヒラリーは初めて対面した婚約者シャーロットへの欲望を剥き出しにする。そんな中、ウォードは殺人事件当日の夜、ヒラリーが伯父のタイリー とともにゴルフ場に忍び込んで芝生を盗んだという話を聞き出す。タイリーはヒラリーのアリバイをそっくり裏付ける証言をしたが、ウォードとジャックは彼らが口裏を合わせたのではないかと疑念を抱く。やがて殺人事件の深い闇に分け入り、叶わぬ恋に身を焦がすジャックは、想像を絶する悪夢のような現実を目の当たりにすることになる……。

監督・脚本・製作:リー・ダニエルズ
原作・脚本:ピート・デクスター
製作総指揮:アヴィ・ラーナー
【キャスト】
ザック・エフロン、ニコール・キッドマン、マシュー・マコノヒー、ジョン・キューザック、メイシー・グレイ、デヴィッド・オイェロウォ、スコット・グレン、ニーラ・ゴードン、ネットベラミー