ミル・マスカラス
愛と宿命のルチャ
1998年9月12日公開
“ルチャ・リブレ“と呼ばれるメキシコ・プロレスの醍醐味を伝える格闘活劇。
あらすじ
1960年のメキシコ・シティ。セルヒオとホエルはドラゴンI&IIというリングネームでタッグを組む人気のルチャ・ドールだ。世界チャンピオンへの出場権を獲得できる試合が近づいているのだが、悪徳プロモーターのドン・ホセ は運営費が足りないという理由で給料をカットすると皆に宣言。協会へ訴えようとしたレスラーを手下を使って半殺しにする。激怒したセルヒオとホセは、何故か剣道の防具を身につけて手下たちに竹刀で制裁を加える。そんなある日、とうとう2人の対決が実現した。激しいファイトを繰り広げ、優勢に立ったセルヒオはホエルを鉄柱に何度も打ちつけて勝ち、ホエルは病院に運ばるが死んでしまう。ヤケ酒をあおっていたセルヒオの前にホエルの狂信的なファンが現れ、ホエルを撃ち殺す。残されたホエルの妻アレハンドラ は息子のギードを連れてヒューストンにいる兄の元へ去る。時は過ぎて1989年のメキシコ。成長したセルヒオの息子ホルヘはドス・カラスという人気のレスラーとして活躍していた。そこへドンが対抗馬としてアメリカから雇い入れたメキシコ系アメリカ人のレスラーが現れた。ザ・グレイト・ギードと名乗るこの青年こそ、あのホエルの息子であった。ギードの母親であるエステラ もアレハンドラも不運な出会いになす術もなかった。選手権当日。勝者が王者ミル・マスカラスと対決することが出来るとあってホルヘとギードの戦いもヒートアップし、ギードが勝利を収める。しかしドンがマスカラスに八百長をするよう要請、それに対して彼は「試合は正々堂々とやるものだ」と一蹴。結局、マスカラスはギードを倒したのだった。
監督:フェルナンド・ドゥラン・ロハス
製作:アロン・ロドリゲス
脚本:カルロス・バルデマル
音楽:ラファエル・カリオン
【キャスト】
ミル・マスカラス
ドス・カラス
ドラゴンI&II
フィッシュマン
スコルピオ
ノエ・ムラヤマ
アルフレド・グティエレスエル・グレコ
モニカ・プラド
ダシア・ゴンザレス