南極料理人 | シネマ係長の秘密基地

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南極料理人

2009年8月22日公開
南極観測隊の調理担当として働いた体験を元にした西村淳のエッセイ『面白南極料理人』を映画化。
あらすじ流れ星
1997年、南極。昭和基地から1,000キロ離れた高地にある南極ドームふじ基地では、8人の隊員が一年間の共同生活を送っていた。その1人、西村 は隊員たちの毎日の食事を用意する調理担当。だが、食材は冷凍、乾燥、缶詰が基本。凍ったらダメになるものは用意していない。特殊な場所だけに様々な制約を受ける中で、いかに隊員たちにおいしい食事を届けるか。それが彼の仕事だった。ある日の料理は伊勢海老を使った特大エビフライ。それを見た隊員たちは唖然とする。家族を日本に残してきた西村。妻のみゆき と娘の友花 、赤ん坊の航。家族のことを想う西村だったが、家族から届くファックスを見て落ち込む。“お父さんがいなくなってから、毎日が楽しくてしょうがありません”。雪氷学者の本さん の誕生日には、牛肉の丸焼きがテーブルに並ぶ。歓声を挙げた隊員たちは、飲めや歌えやの大騒ぎ。そして冬至には、全員が正装してフレンチのフルコースに舌鼓。時が経ち、次第に髪はボサボサ、髭も伸び放題。保存していた食材も次第に減ってゆく。ラーメンがないと不満を漏らす気象学者のタイチョー 。仕事をサボって遊んでいた主任 は、平さん に追いかけ廻される。その騒動で揉み合う中、お守り代わりに持ち歩いていた友花の乳歯がなくなってしまう。フテ寝する西村だったが、自分で料理を作ろうと悪戦苦闘する隊員たちの姿を見て、再び厨房へ。嬉しそうに彼を迎え入れる隊員たち。ある日、意を決した西村は、ありあわせの材料で手打ちラーメンを作る。恐る恐る箸をつけたタイチョーが笑い出す。“ラーメンだ!”やがて訪れる帰国のとき。食堂をきれいに片付け、包丁をしまってキッチンを後にする。出迎えでごった返す空港。家族の姿を見つけた西村は走り出す。そして、すべてがごく普通の日常へと戻っていくのだった。

脚本・監督:沖田修一
原作:西村淳「面白南極料理人」(新潮文庫、春風社刊)、「面白南極料理人 笑う食卓」(新潮文庫刊)
製作:太田和宏、川城和実、春藤忠温、町田智子、近藤良英
プロデューサー:西ヶ谷寿一
ラインプロデューサー:金森保
音楽:阿部義晴
主題歌:ユニコーン「サラウンド」(キューンレコード)
【キャスト】
堺雅人/生瀬勝久/きたろう/高良健吾/豊原功補/西田尚美/古舘寛治/黒田大輔/小浜正寛/小野花梨/小出早織/宇梶剛士/嶋田久作