モブスターズ 青春の群像 | シネマ係長の秘密基地

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モブスターズ 青春の群像

1991年12月14日公開
第一次大戦後の不況時のアメリカを背景に、ニューヨークでアメリカン・ドリームを実現させようとした実在の四人の若者達の姿を描く。
あらすじドア
1917年。ニューヨークは、ドン・ファレンザーノと、ドン・マッセリア という二大勢力のギャングたちに牛耳られていた。チャールズ・ルチアーノ は、自分の父がファザレーノに脅迫されるのを見ながら幼少を過ごしたこともあり、友人がギャングに殺されたときにはファザレーノとマッセリアに復讐することを決意していた。ある日、ルチアーノと彼の友人のフランク・コステロ は、マイヤー・ランスキー というユダヤ人の若者を、いつかのギャングから救った。これを機にルチアーノ、コステロ、ランスキー、ランスキーの友人ベンジャミン・シーゲル は、一つのグループとして暗黒街で活躍することになった。ルチアーノはグループのボスになり、スコッチの売買を始め、密造酒で100万ドルを稼ぐようになった。若き新勢力として頭角を現してきたルチアーノたちに、ファザレーノが注目しないわけがなく、早速、傘下に入るようにとの話が四人に持ちかけられた。しかし、それはファザレーノらに命を預けることを意味していた。ルチアーノはマッセリアの傘下に入ることにし、組織のナンバー2として権力を握ることになった。誰も信用することのできない世界に足を踏み入れてしまったルチアーノにとってただ一つの心の安らぎはクラブのショー・ダンサー、モーツ の存在だったが、それもつかの間、禁酒法が解かれるとの噂が流れ出し、暗黒街の動きは慌ただしくなってくるのだった。ファザレーノは再び、ルチアーノに仲間になるよう話を持ちかけ、ルチアーノの仲間ランスキーとシーゲルを殺すことを提案してきた。断ったルチアーノはファザレーノ一味から手ひどいリンチを受け、瀕死の重症を負った。ルチアーノはマッセリアのもとに帰り、ファザレーノを殺そうと思ったが計画が失敗したと嘘をつき、信用を取り戻した。そして銃撃戦からマッセリアを守る芝居をうち、隙を見てマッセリアを抹殺した。ファザレーノは暗黒街のボスとなり、ルチアーノはナンバー2になった。しかし、ファザレーノは殺し屋をルチアーノの部屋に差し向けていた。ルチアーノのかわりに恋人モーツが殺された。最愛の人を失ったルチアーノは深い悲しみに暮れるが、ランスキーたちに励まされ、ついにファザレーノを倒すのだった。

製作総指揮: C・O・エリクソン
製作: スティーヴ・ロス
監督: マイケル・カーベルニコフ
脚本: マイケル・メイハーン/ニコラス・カザン
撮影: ラヨッシュ・コルタイ
音楽: マイケル・スモール
【キャスト】
クリスチャン・スレーター/パトリック・デンプシー/リチャード・グリーコ/コスタス・マンディラー/アンソニー・クイン/マイケル・ガンボン/F・マーレー・エイブラハム/クリストファー・ペン/ララ・フリン・ボイル