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のぞき屋 NOZOKIYA
1995年5月13日公開
『ヤングサンデー』連載の人気コミックを映画化。
あらすじ![ドア](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/291.gif)
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聴、見、スマイルの三人は、依頼を受ければどんな人間の生活でも覗く、プロの“のぞき屋”である。高見沢という男から娘の素行調査を依頼された聴たちは、早速、女子高生・高見沢レイカの“のぞき”を開始する。同級生と他愛ない時間を過ごす、一見普通の女子高生のレイカのもうひとつの顔は、テレクラとポケベルで仲間に売春を斡旋する管理売春の元締めであった。レイカの家庭を覗いた聴たちは、互いに盗聴し合う歪んだ父娘の姿を見る。レイカは信じる者を見失い、英会話塾の講師・松宮を誘惑することに唯一の心の拠り所を求めていたのだ。覗きを続けるうち、見はレイカが自分が覗かれていることを承知しているのに気づく。自分の居場所を懸命に探している孤独な少女の挑戦的な素顔に、見は強く魅かれていくのだった。そんな頃、新たな依頼人・玉利加奈子が現れる。彼女は聴に自分を一日だけ覗いて欲しいと頼んだ。都会の無機的な生活に疲れ郷里に帰る決心をした加奈子には、それだけが都会に存在したというせめてもの証だった。鋭い聴覚のために世間から孤立して生きる聴は、次第に彼女の孤独に共鳴していく。覗く側と覗かれる側の納得づくの尾行。加奈子は精一杯のおしゃれをして、街の雑踏の中で自分を誇示するのだった。聴に覗かれることによって永年抱いて来た孤独の耐え難い寂寥感を、ほんの一日ではあったが忘れることが出来た加奈子は、聴にそのお礼を伝えるとともに、想い出を胸にしまって郷里へと帰って行く。その頃、松宮に突き放されたレイカは心の行き場を失って売春に走ろうとしていた。見はのぞき屋の禁を破ってレイカに深く踏み込む決心をする。テレクラでレイカからの電話を受けた見は、レイカと待ち合わせホテルへ向かった。なんとか売春を思いとどまらせた見は、レイカに売春の事実がないことを父親に報告する。両親にも松宮にも絶望させられたレイカは、ますます自分の居場所を見失っていったが、再び見と出会うことで本来の純粋な気持ちを取り戻していくのだった。
監督:富岡忠文
原作:山本英夫
脚色:丸山昇一
企画:黒澤満
プロデューサー:結城良煕、松井俊之
撮影:仙元誠三
【キャスト】
陣内孝則、瀬戸朝香、松岡俊介、村上淳、尾美としのり、山口美也子、田口トモロヲ、大杉漣
FBI捜査官ザック・グラントは新人セイコを使った囮捜査で、そのセイコにマフィアの首領の息子ヴィクターを殺害され、さらにセイコにも自殺されてしまう。ザックはこの事件の黒幕を捜し求め、ニューヨークを拠点に活動している日本人ヤクザのボス、ユウジ・コバヤシを重要容疑者として逮捕した。最愛の息子を殺されたマフィアの首領サラーノがこれを知り、ザックの息子エリックを誘拐してユウジを引き渡すように要求する。ザックはエリックを出産する時に妻を亡くしたため、エリックには素直に愛情を表現できずにいた。ザックはエリックを救うためFBIとの連絡を絶ち、サラーノの待つロサンゼルス行きのジェット機にユウジを連れて乗り込む。だが機内でマフィアとの取り引きに気付いたユウジはジェット機をハイジャック、飛行機は砂漠の飛行場に不時着した。ユウジはスチュワーデスのメリーを人質に逃走する。ザックはユウジを追跡して再逮捕するが、三人は飛行機にいる時から彼らを見張っていたマフィアの手先に捕まり、取引先へと移動していった。一方彼らの動きは、FBIにもユウジの配下テツロウたちにも知られており、途中で三者が衝突してザックとユウジとメリーの三人が行動を共にすることになる。ザックはサラーノと連絡を取り、翌朝の取り引きを約束した。いくつかの災難に巻き込まれながら移動する間に、セイコはユウジの妹であり、兄妹の養父を殺したサラーノ一家への復讐のためセイコが働いたが、自殺は予定外の行動だったことが知れる。翌朝、取り引き場所に辿り着いた時、それぞれの事情を知ったザックとユウジには友情のようなものが芽生えていた。ザックはエリックを救うため、ユウジはサラーノを殺すために共闘する。ユウジは養父の復讐を果たし、そしてザックは命がけでエリックを救い出して親子の絆を確認するのだった。
監督・脚本: フランク・カペラ
製作総指揮:渡邊亮徳、一瀬隆重、W・K・ボーダー
企画:黒澤満
プロデューサー:ジョエル・スワッソーン、小峰昭弘
撮影:リチャード・クレイボウ
【キャスト】
豊川悦司/ラッセル・クロウ/ヘレン・スレイター/嶋田久作/ケリー・フー/アイアン・ジーリング/マイケル・ラーナー/クリストファー・ローガン