2020年12月12日公開
井筒和幸監督が「黄金を抱いて翔べ」以来8年ぶりにメガホンを取り、戦後日本を背景に、世間の外側を生き抜いてきたヤクザ者らを活写した群像劇。社会の片隅で己の掟に従い生きてきた無頼の徒。やがて彼は同じ境遇の者たちを束ね、裏社会を駆け上がっていく。
あらすじ
太平洋戦争に敗れ、貧困と無秩序の中に放り出された日本。焼け跡から立ち上がった大衆は、高度経済成長のもとで所得倍増を追い、バブル崩壊まで欲望のままに生きて、昭和が去ると共に勢いを止めた。理想の時代から、夢の時代、そして虚構の時代へ。誰もが豊かさを欲する社会の片隅で、何にも怯むことなく、たった一人で飢えや汚辱と闘い、世間のまなざしに抗い続けた“無頼の徒”がいた。やがて男は一家を構え、はみだし者たちを束ねて、命懸けの裏社会を生き抜いていく…。
監督・脚本:井筒和幸
脚本:佐野宜志、都築直飛
プロデューサー:増田悟司、小木曽仁、湊谷恭史
主題歌:泉谷しげる (『春夏秋冬~無頼バージョン』(ベルウッドレコード))
出演:松本利夫(EXILE)、柳ゆり菜、中村達也、ラサール石井、小木茂光、升毅、木下ほうか