レオロ | シネマ係長の秘密基地

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映画チラシ・玩具など長年収集していたコレクションを紹介しています。
「あらすじなどはチラシの裏面などをコピペしています」所有しているコレクションだけをダラダラ紹介しています。


レオロ
1993年9月4日公開
想像力の強い少年レオロの空想と現実とが入り混じったシュールな夢の世界を描いたファンタジー。
あらすじ晴れ
自分のことをトマトから生まれたイタリア人だと思っている空想癖の強い少年レオロ 。モントリオールのフランス系労働者階級である彼の一家は、みな変わっていた。毎日同じ時間に夕食をとり、家族の排便監督をつとめる父親。シチリア島の農夫の精子が入ったトマトによってレオロを身籠もったと固く信じている、丸々と太った母親 。八七キロの巨体を持つ臆病な兄は一四歳で学校を退学させられ、やせた姉のナネットは偏執狂ぎみ、太ったリタは虫が好きで精神的に病んでいる。一家の遺伝的欠陥の源、祖父は暴力的で、レオロは彼を憎んでいた。しかも祖父はレオロが憧れている隣人の美少女ビアンカと風呂場でイチャイチャしている。そんな家族の中で孤独なレオロは、家の中にあった一冊の本「むさぼった夢」を夜中に冷蔵庫の明かりで読むことに夢中だった。やがて彼は自分の家族をモデルに物語を書き始める。それを密かに読んでいる人がいた。町のゴミ箱に捨てられた手紙や写真を集めている初老の詩の先生だ。詩の先生は、レオロのすべてをわかっていた。性に目覚めた彼が牛のレバーで肉欲を処理したこと、潜水マスクをつけて川にもぐりガラクタを拾っては兄と小遣いかせぎをしていること、それが気にくわない青年に兄弟で殴られたこと、そして彼が祖父を殺そうとしたことなど。ある日の真夜中、レオロは胸に汚物を戻して倒れた。「死なないで」と泣きながらレオロを抱き締める母親。病院で氷水につけられるレオロ。意識がなくなり、生きているのか死んでいるのかわからないまま、シチリアの風景の中をレオロは走っていく。詩の先生は本を閉じ、「レオロ」と彼の名を呼んだ。

監督・脚本:ジャン・クロード・ローゾン
製作:リズ・ラフォンティーヌ、ジャン・フランソワ・ルプティ
撮影:ギイ・デュフォー 
【キャスト】
マクシム・コリン
ジネット・レノ
ピエール・ブルゴ
ジュリアン・ギオマール
ジュディッタ・デル・ベキオ