獅子王たちの最后
1993年4月17日公開
暴力団新法施行前夜を背景に、幼なじみの二人の男がヤクザ社会の中で辿る生き様を描くドラマ。
あらすじ
北国の寒村で育った幼なじみの三崎和馬と江口智弘は、天女の刺青を背負う伝説のヒットマン鳴門隆の死体を始末したことから、本格的に極道社会に踏み込んでいく。同じ幼なじみの須藤弥生は二人とは別にホスト生活を始めるが、背中に天女の刺青をした客しのぶに出会い、本物の鳴門は実は生きていることを知る。一方、和馬と智弘は互いに一対の獅子の刺青を掘り、桜井組の中で着実に勢力を伸ばしていった。だが和馬は本家筋の佐竹組の遠藤の女である奈美を強引に自分の女にすることで組を破門になるが、あくまでも極道の道を求め、智弘は産業廃棄物処理場を手に入れるためその権利を持つ組長を殺し、カタギになろうとして刺青も焼き消してしまった。和馬は遂に今は彫物師になっている本物の鳴門に行き着くが、シャブ中になった弥生が現れ、鳴門を撃つ。その時流れ弾で和馬も撃たれてしまい、ただ智弘のみ生き延びるのだった。
監督:高橋伴明
脚本:夏井辰徳、剣山象
監修:野村秋介
製作:元村武、大谷晴通
プロデューサー:吉田由二、見留多佳城、青島武
撮影:長田勇市
音楽:馬場孝幸
歌:哀川翔(「遠去かる夏の日」)
【キャスト】
哀川翔、錦織一清、松田ケイジ、裕木奈江、船田幸、秋野暢子の清水健太郎、網浜直子、ガダルカナル・タカ、田中忍、川地民夫、麿赤兒、片桐竜次、的場浩司