死霊魂
2020年8月1日公開
中国の鬼才ワン・ビンに、山形国際ドキュメンタリー映画祭で3度目の大賞受賞という快挙をもたらした8時間を超える大作。半世紀以上前の反右派弾圧を生き延びた人々の証言を積み重ね、歴史の裏側に忘れ去られようとしている庶民の事実を浮かび上がらせる。
あらすじ![ドア](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/291.gif)
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1950年代後半の中国共産党による反右派闘争で粛清された人々が、半世紀以上を経て、それぞれの体験をカメラに向かって語る証言集。政府に騙され、粛清され、砂漠の収容所に送られ、次々に飢え死んでいく中、なんとか生き延びた人々が、ある者は昨日のことを語るように熱っぽく、ある者は激情を抑えるように、証言を重ねていく。忘れ去られた死者の声を掘り返し、忘れるものかとワン・ビン監督がこだわり続けた題材である。
監督:ワン・ビン