宇宙皇子/ファイブスター物語 | シネマ係長の秘密基地

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宇宙皇子

1989年3月11日(土)公開
あらすじ流れ星
六七二年の壬申の乱により皇位継承争いに決着がついた頃、都は奈良に移った。当時貧しい人々に手を差しのべようとする修行者の一団があった。彼らは鬼と呼ばれ、金剛山に道場を開き、不動明王を信奉している。鬼の統師・小角は強い霊力を持っていたが、妄りに使うことはせず彼らを目の敵にする朝廷に対して反乱を起こさなかった。宇宙皇子も弟子の一人だったが、小角の考えについていけず鬼の広足に教えを請うた。しかし、広足こそ朝廷の密偵だった。ある日宇宙皇子が盗賊を捕まえると、圧制から逃がれてきた農民だった。その頃朝廷の軍が金剛山に攻めていたが、鬼はまだ立ち上がらなかった。宇宙皇子が小角に理由を聞くと、ただ「大宇宙の中に小宇宙がいくつもある。病んでいる一つの小宇宙を癒すことが他の小宇宙を癒すきっかけにならなければならない」と答えた。かつて盗賊だった魚養と娘で皇子を助けてくれたことのある多々良女が藤原不比等の罠にはまって殺されると、皇子は流浪人の国を造る決心をした。それは鬼たちの協力で実現しつつあったが朝廷の邪魔が入った。鬼と朝廷の対決、皇子は小角の教えを守り徹退を説く。流浪人たちも生きのびて国造りの思想を全国の仲間に広げる道を選んだ。そして皇子は不動明王に化け、朝廷の仙術使い・広足を倒すのだった。

製作:角川春樹/企画:田宮武/プロデューサー:筧容徳、佐藤昭司、中島順三/原作:藤川桂介/脚本:富田祐弘、寺田憲史、武上純希/監督:吉田憲二
【声優】
古谷徹、山田栄子、池田秀一、日高のり子、坂本千夏、島本須美、池田勝、磯部勉、佐久間レイ、石田弦太郎

ファイブスター物語

あらすじキラキラ
星団暦三九六〇年。ジョーカー太陽星団の拡大戦争は九〇〇年に及び、ようやく終局を迎えようとしていた。第三惑星系第二惑星では巨大戦闘ロボット“モーターヘッド”のレッド・ミラージュとバッシュ・ザ・ブラックナイトが壮絶な戦いを繰り広げ、辛くもレッド・ミラージュが勝った。戦争は終わり、四つの太陽系ジョーカー太陽星団はアマテラス王の統治下に置かれた。話は戻り、星団暦二九八八年、第一太陽系第三惑星アドラーでは新たなファティマのお披露目が開かれようとしていた。ファティマは科学者バランシュの作った有機コンピュータ少女。ファティマのラキシスとクローソーのヘッドライナーが選ばれようとしていた。アドラーにはアマテラスやレディオス・ソープなど金星全域から王族やヘッドライナーが集まっていた。しかし、バランシュは自分の作るファティマを単なるメカニックにはできず、ラキシスとクローソーには人間の心を失わせるマインド・コントロールが施されていなかった。クローソーは脱走し、ソープは商人あがりの領主ユーバーの手からラキシスを守ってやるのだった。

製作:角川春樹/企画:田宮武、トーイズプレス/プロデューサー:植田益朗/原作:永野護/監督:やまざきかずお/脚本:遠藤明範
【声優】
堀川りょう、川村万梨阿、佐久間レイ、岩本規夫、井上和彦、速水奨、二又一成、横尾まり、鵜飼るみ子