手塚治虫のブッダ
赤い砂漠よ!美しく
2011年5月28日(土)公開
手塚治虫のコミック『ブッダ』を「聖闘士星矢」の森下孝三監督が映画化。のちにブッダになるシッダールタの誕生から、厳しい階級社会に疑問を抱く若き日々の姿を描く。
あらすじ🏜️
2500年前、インドではいくつもの王国が誕生、日々争いが繰り返されていた。一方でカースト制度により奴隷に生まれた者は一生その運命を背負い、身分の低い者は貧しさに喘いでいた。少年チャプラ は奴隷市に売られそうになった母親 のためにも、奴隷の身分を抜け出したいと願っていた。そんな中、コーサラ軍の侵攻で家族を殺されたタッタ は、ふとしたことで出逢ったチャプラと共にコーサラ軍の宿営地を襲う。だがチャプラは負傷したブダイ将軍 を助け、彼を担ぎ、撤退したコーサラ軍に合流、将軍を救命した栄誉により、身分を隠したままブダイの養子の地位を手に入れる。その頃、シャカ国では待望の王子が誕生、シッダールタと名付けられたこの王子の誕生を祝福するためにやってきた聖者アシタ は「この子は世界の王になるであろう」と予言する。10年後、21歳になったチャプラ は数々の武勲を打ち立て、コーサラ国はさらに強大な国となっていた。一方、10歳になったシッダールタ は病弱で、厳しい身分制度に疑問を抱き、人や動物の死に心を痛める優しい少年に成長していた。5年後、チャプラは大臣の娘マリッカ と婚約。シッダールタ はバンダカ将軍 の訓練を受け、武芸にも秀でた若者に成長していたが、身分差別への疑問は消えず、家臣の目を盗んでは城を出て街をさまよい、懸命に生きる人々を見つめていた。やがて彼は盗賊の少女ミゲーラ と出会い、彼女に街を案内してもらううちに互いに淡い想いを抱くようになるが、身分の違いを理由にミゲーラは捕らえられ、二人は引き裂かれる。そんな中、シャカ国とコーサラ国が開戦。シッダールタは人間同士が殺し合うことに強く反発するが、戦わねば国が滅ぶと国王スッドーダナ に一蹴され、望まぬ戦いに身を投じることになる。次々にシャカ軍を斬り倒し、シッダールタへと突進するチャプラ。二つの正反対の魂が戦場で交錯、いま互いの運命が変わろうとしていた……。
原作:手塚治虫
監督:森下孝三
脚本:吉田玲子
監督:森下孝三
脚本:吉田玲子
演出:古賀豪
【声優】
ナレーション・チャプラの母:吉永小百合
チャプラ:堺雅人
スッドーダナ王:観世清和
シッダールタ:吉岡秀隆
ナレーション・チャプラの母:吉永小百合
チャプラ:堺雅人
スッドーダナ王:観世清和
シッダールタ:吉岡秀隆
竹内順子、黒谷友香、玄田哲章、水樹奈々、藤原啓治、折笠愛、永井一郎、大谷育江