ザ・ホークス
ハワード・ヒューズを売った男
2011年4月30日(土)公開
伝説の大富豪ハワード・ヒューズの偽りの伝記を執筆した作家による実際に起きた詐欺事件を基にラッセ・ハルストレム監督が映画化。
あらすじ![晴れ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/022.gif)
![晴れ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/022.gif)
1971年ニューヨーク。売れない作家クリフォード・アーヴィング は、新作を出版社に売り込んでは却下される日々を送っていた。ある日、マグロウヒル出版のアンドレア に、今世紀最大の作品を持ってくると言ってしまい窮地に立たされるアーヴィングだったが、変わり者で隠遁生活を送っている有名な大富豪ハワード・ヒューズのニセ自伝を書くことを思いつく。実際に彼に会ったことのある人間はほとんどおらず、表舞台にも出てこない。早速、ヒューズの筆跡をまねた依頼の手紙を手に、アーヴィングはマグロウヒル社に乗りこみ、筆跡鑑定で本物と出たことで話を進めていく。並行してアーヴィングの親友でリサーチの腕があるディック・サスキンド と共にヒューズの情報収集に走る。アーヴィングはウソを散りばめた巧みな話術で、マグロウヒル社会長のシェルトン らを説得、ついにヒューズの分と合わせて110万ドルの報酬を得ることに成功する。ヒューズ名義の小切手は、アーヴィングの妻エディス が偽名でスイスに口座を作り換金する。同じ頃、アーヴィングの家に段ボール箱が届く。中身はニクソンらに対してヒューズが渡したワイロなどの記述だった。だが、ヒューズの顧問弁護士から抗議があったことで、アーヴィングのウソは少しずつほころびを見せていく。一方、ヒューズの自伝の話はホワイトハウスにも届いていた。資金提供などの情報が漏れることを恐れたニクソン陣営は、民主党本部が本を手にしているかを偵察させる。これが後の“ウォーターゲート事件”である。そんな中、アーヴィングはエディスから家を出ていくと告げられ、別れたはずの愛人ニーナ・ヴァン・パラント との復縁について聞かれた彼は、妻を繋ぎとめるためここでもウソをつく。ウソにまみれた彼の精神は異常を示し始め、アーヴィングは自分がハワード・ヒューズそのものであるかのような錯覚に陥っていく……。
監督:ラッセ・ハルストレム
脚本:ウィリアム・ウィーラー
原作:クリフォード・アーヴィング
エグゼクティブプロデューサー:アンソニー・カタガス、ゲイリー・レヴィンソン
製作:マーク・ゴードン、レスリー・ホールラン、ジョシュア・D・マウラー、ベッツィ・ビアーズ、ボブ・ヤーリ
撮影:オリヴァー・ステイプルトン
【キャスト】
リチャード・ギア
アルフレッド・モリーナ
マーシャ・ゲイ・ハーデン
ジュリー・デルピー
スタンリー・トゥッチ
ホープ・デイヴィス