ウイラード | シネマ係長の秘密基地

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ウイラード

1971年12月18日(土)公開
小動物の突然の集団異変による恐怖を描いた作品。この作品にはネズミの大群が現われ、次々と殺人を犯していくというスリラーとなっている。
あらすじドンッ
気はいいが、自閉症ぎみの青年ウイラード は、ひとつ屋根の下で暮らしている老母ヘンリエッタと、会社の上司アルを特に嫌っていた。というのも、アルは数年前、ウイラードの父の事業を乗っ取った卑劣漢で、老母は、裏庭に出てくるネズミを退治しろとうるさいからだ。ウイラードにとってジョーンだけが彼の理解者であり、優しく愛してさえくれた。ある日、ネズミ退治をはじめたウイラードは、ネズミという動物は調教すれば自分の意志通りに動くことを発見した。ウイラードは1匹の子ネズミに“ソクラテス”という名をつけ、可愛がると、ソクラテスはすっかり彼の命令に従うようになり、ほかのネズミたちもそれに従って行動した。ただ、イタズラ・ネズミの“ベン”だけは、時々ヘソを曲げた。ウイラードはネズミたちを使って悪戯を始めだした。まずアルが開いた夕食パーティにネズミを送り込み、会場を大混乱させた。しかし、彼の悪戯は発覚し、ソクラテスはアルに殺されてしまった。その夜、怒ったウイラードはネズミたちを引き連れ会社に出かけた。そしてアルの顔を見るなり、命令一下、一斉に襲ったネズミたちによって、アルは無残に食い殺されてしまった。ウイラードはその悪魔のような惨劇を見て戦慄した。あまりにひどい手口に、ウイラードはネズミたちを会社の一室に閉じ込めて帰ってしまった。ジョーンと夕食をしたあと、ウイラードはベンの怒り狂った眼が注がれているのに気づいた。ウイラードはベンと対決する決意をした。しかし殺しにかかったウイラードに、もの凄い憎悪をもやしたベンが鋭い鳴き声をあげると、地下室から無数のネズミがかけ上がってきた。

監督:ダニエル・マン
製作:モート・ブリスキン
製作総指揮:チャールズ・A・プラット
原作:スティーヴン・ギルバート
脚本:ギルバート・ラルストン
撮影:ロバート・B・ハウザー
音楽:アレックス・ノース
【CAST】
ブルース・デイヴィソン
エルザ・ランチェスター
アーネスト・ボーグナイン
ソンドラ・ロック
マイケル・ダンテ
ジョディ・ギルバート
ジョーン・ショウリー
ウィリアム・ハンセン
J・パット・オマリー