友子の場合 | シネマ係長の秘密基地

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友子の場合

1996年8月10日(土)公開
クラスメイトと夏休みのお楽しみ旅行に出かけたひとりの女子高生が、数々の悲劇に見舞われる姿を描いた青春コメディ。
あらすじ晴れ
17歳、高校2年生の田村友子は、夏期講習をサボっての温泉一泊旅行を明日に控え、期待に胸を膨らませていた。メンバーの8人の中には、クラスで一番人気の太郎も入っている。旅行は快調にスタートしたが、友子が気を利かせて駅弁を買いに途中の駅で降りた時から悲劇は始まった。弁当の横で売っていた“たこばしら”に注意を奪われた友子は、電車に乗り遅れてしまったのだ。次の電車まで3時間。しかも、彼女は行く先の旅館がどこにあるのかを知らなかった。なんとか頼りない記憶をヒントに隣の丸木駅の駅長に旅館を教えてもらった友子は、みんなを追って桜湯本駅へ急ぐ。やっとの思いで駅に到着した友子は最終のロープウェイにも乗り遅れ、乗り場で一夜を明かすことになった。旅館に電話をしても、みんなは宴会の真っ最中で全然話が通じない。翌朝、ロープウェイに一番乗りした友子は下りのロープウェイに乗ったみんなとすれ違い、急いで山を下りたが、またまたバスに乗り遅れてしまった。友子は粗大ゴミ置き場から自転車をゲットすると、必死の形相でバスを追った。なんとかフェリー乗り場でみんなに追いついたものの、それもつかの間、またしてもフェリーが出港してしまうのだった。ガッカリする友子の姿を見た漁師のおじさんが彼女を漁船に乗せてくれることになり、これで本当にみんなと会えると友子は喜んだが、そんな思いを知ってか知らずか、漁船はどんどんフェリーから離れて行く。不思議がる友子に、漁師のおじさんは海の男は気まぐれだと豪快に笑い飛ばすばかりだった。友子はそのまま漁船に揺られて、沖へと向かっていった。

監督:本広克行 
原作:藤野美奈子 
脚本:青柳祐美子
アニメーション作画/演出:野村辰寿
製作総指揮:松下千秋、中山和記
企画:重村一、久板順一朗
プロジェクトプロデューサー:宅間秋史
プロデューサー:小牧次郎、重岡由美子、岩田祐二
撮影:福田紳一郎
音楽:大島ミチル
主題歌:ともさかりえ(「くしゃみ」)
【キャスト】
ともさかりえ、西村雅彦、布川敏和、きたろう、小木茂光、六平直政、美保純、仲間由紀恵、新山千春、藤村ちか、高橋一生、松山幸次、越野鉄也、布施絵里、森田洸輔、伊藤俊人、茅島成美、萩原聖人、高杉亘、原ひさ子、河原さぶ、松本じゅん、長江健次、松井豊